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軟禁生活51日目

2020年5月6日 水曜日 フランス、パリ

久しぶりに爽やかに晴れた朝。ダンナも長々とベランダで読書に勤しむ。また数日後から天気は下り坂の予定だって。

文字起こし、始める前はホント嫌、始めてしまえばあとはすいすい。

昨日発表された新レースカレンダーを真面目に分析してみる。どこに行くか。どこに行けるか。どこで仕事が入るか。誰が出るか。秋の日本レースは日程ずらしてくれなきゃ行けぬ。

外出制限で増えた体重を夏前に落としましょう〜とかテレビが言っている。こういう軽薄な世界はコロナの後も無事に生き続けるのだな。それにしても私はこの50日間でほとんど体重変動なし。開始前よりむしろ700g減っている。毎日アイス食べてるけど。

オレロン島は月曜日からビーチオープンを決意。え〜、いいなぁ、ヴァンサン(大)は海辺ジョギングに行けるのか。ただし違反は違反だから警察が罰金をとるかも。

無理やり売りつけた記事完成。新編集長は熱い思いってのを分かってくれるタイプ。歴代よりかなりのレース志向でもある。しかもなにやら素敵な企画を提案された。やたらと壮大だわね。結構どきどきするわ。

オンラインインタビューじゃなくて対面でじっくりお酒飲みながら一晩通して聞き出したい。昔カタールで朝4時までさしで飲んだのぅ。

激辛ラーメン作り。ここ数日辛いものばかり食べているような気がする。あれ、これ、麺が普通のと違っててぷりぷりおいしい。

パリ解放の映画を見る。ディプロマシー。最後の破壊工作が阻止されたおかげで、この映画も今のそのままのパリで撮影が可能だったのだ。としみじみ感じ入る。あと数日で2020年版パリ解放。

谷崎を久しぶりに読む。これぞ圧倒的な文章力。太い。ぶれない。しかも変態。かれこれ10年以上も作られた物語への興味が薄れていたのに、この引きこもり期間はずいぶん小説を読んだ。やはり純粋に文章を味わうには文学が良い。ああそうか。ダンナが映画見るときストーリーより画やアングルそのものを重視するのと同じだ。

外出せず。


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