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子どもは小さな大人じゃない

このnote(マガジン)はウイリアム・グラッサー・インターナショナルの世界共通の公式トレーニングプログラム“基礎プラクティカム”“上級プラクティカム”を担当する講師「PS(プラクティカムスーパーバイザー)」を目指す過程を綴っている個人的な記録です。

ウチにはテレビがなく、
日中は無音orほぼラジオ生活。

最近、音の源である
Google Home miniさんからラジオでこの曲がかかると
「うおーーーーーー!!!」ってなります。
(テンション上がる系)

歌詞も良き。(「番狂わせ 歌詞」で検索)

イエス!!!

こどもの日

里親制度の普及、里親支援活動をしているNPO法人日本こども支援協会のお誕生日は5月5日。今年で12歳です。

大切な5月5日、
こちらに参加しておりました。

子どもアドボカシーとは、
子どもの声を聴き権利を守ること。

子どもの権利とは?

生きる権利
住む場所や食べ物があり、 医療を受けられるなど、命が守られること

育つ権利
勉強したり遊んだりして、もって生まれた能力を十分に伸ばしながら成長できること

守られる権利
紛争に巻きこまれず、難民になったら保護され、暴力や搾取、有害な労働などから守られること

参加する権利
自由に意見を表したり、団体を作ったりできること

Unicef子どもの権利条約
https://www.unicef.or.jp/kodomo/kenri/


ちなみに、この「子どもの権利条約」は1989年に国連で採択されました。
日本は1994年に批准(国が同意すること)。
同意したものの制度は整わず、国連子どもの権利委員会に取り組みの遅れを指摘されています。

4時間の講演、ディスカッションの中では、以前に日本こども支援協会主催「里親セミナー」で講演してくださった川瀬信一さんも登壇されていました。

川瀬さんが以前、里親セミナーの中でおっしゃっていたこと、

私たち大人が子どものマイクのような存在となってサポートする。
子どもが声を上げる声がちょっと小さかったり弱かったりそういう声をはっきりくっきり正確に届ける役割を果たす。

子どもの声からはじめようー里親経験者の声と子どもアドボカシーー
https://one-love.jp/report/20211123.html


今回の児童福祉法改正には⼦どもの意⾒聴取等の仕組みの整備化が盛り込まれています。
制度が改正されても実際にしくみがつくられるまでにはまだまだかかりそうですが、子どもの権利が守られる日本になっていきますように。


子どもの意見を聞き取れないことによって重大な結果を招いた例は少なくありません。

きっと多くの人が覚えているであろう千葉県野田市の小4女児虐待死事件。
当時通っていた小学校のいじめアンケートに助けを求めていました。

お父さんにぼう力を受けています。
夜中に起こされたり起きているときにけられたりたたかれたりされています。
先生どうにかできませんか。

一時保護されたものの、子どもの声が聞き入れられることはなく、最悪の結果となってしまいました。

選択理論心理学の提唱者ウィリアム・グラッサー博士は、書籍の中でこう書いています。

学校の内外で人々が体験するほとんどの問題や軋轢は他人を見下すことに起因している。

クォリティスクール・ティーチャー55P

子どもを見下していないか。

子どもは小さな大人ではない。
子どもには子ども時代という固有な世界がある。

ルソー


本日登壇されていた日本子ども虐待防止学会理事長奥山先生の熱いお言葉。

未来を担うこどもだから大切なんじゃないの。
こどもはいま大切なの。

すべてのこどもたちが、
あたりまえに幸せなこども時代を送ることができる世の中となりますように。

尊敬する我らがグラッサー博士の伝記にも、胸が熱くなる箇所が。

彼には実践的な手順があり、現実に実行されると必ず大きな成果を出す。
彼は、あくまでも子どもたちを助けることに専心する。調査データがないから駄目だとされるいわれはない。

ウィリアム・グラッサー~選択理論への歩み~348P


ビルの思いはいつも、どうやって世の中をよくするか、どうすれば人の助けになれるのかという点にあった。他の人達の関心は大変な自己満足に過ぎない。

ウィリアム・グラッサー~選択理論への歩み~348P


すべての不幸の原因は不満足な人間関係。

あなたが子どもを愛していることを伝える最善の方法は、いつも話すこと、聴くことの用意があることだ。

グラッサー博士の選択理論 341P

「いつも話すこと、聴くことの用意があることだ」
これは子どもだけじゃないかもしれないけれど、

わたしたち大人から良好な人間関係のお手本をみせていけるといいですね。

そんなお手本の大人で、子ども教育の最前線にいらっしゃる方に会いにいきました。

児童福祉の世界で活躍されている中安 恆太さん、山本真知子さんご夫婦。
中安さんのお誕生日記念IN京都に乱入。

お子さんとのやりとりもとっても楽しかったです。
尊敬がベースの関わり。

帰り道、思わずご家族について一緒に歩いておりましたけど私のホテルは反対方向でしたw。

真知子さんの書籍「里親家庭で生活するあなたへ―里子と実子のためのQ&A 」はバイブル!https://amzn.to/3LLUc8R

翌朝、
京都といえばこの御方、大手学校法人の学科長 川飛みちよさん。

京都の大手学校法人学科長をつとめる川飛先生はスキンケアのプロ。そして安定の可愛さ・・

学生さんとの関わり、学校運営、マネジメントなど多岐にわたるお仕事。
いろんなことが起こる中「自らの思考と行為をコントロールする」ということを一貫しておられて、相変わらずの爪の垢ください系ー。

みなさんの現場のお話をお聴きして、たくさん刺激をいただいて、わたしもがんばるぞー!!!ってなりました。

さーさー
ますます、イエス!
ますます、えいえいおー!

今月の1本

『xxxHOLiC』漫画が原作だそうです。

『xxxHOLiC』

蜷川実花監督。これが映像美っていうヤツですかー(>語彙力!)
うっとり大画面で堪能。

選択理論的セリフがたくさんありました。

「世界っていうのはね、在るんじゃない。自分で創るものなのよ」

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