君の隣で

※1つ前の記事の続きみたいなものです。


カラオケいった事、後悔した。
泣きそうでも堪えて

" 泣くな、泣くな "

そう自分に言い聞かせて耐えた
もっと自分が嫌いになった
何とか友達を家に送って
彼氏と帰ってる時

「なんで、そんな暗いの?俺、なんかした?」

そう言われて胸が苦しかった

「何もしてないよ。気分が上がらないだけ」

そう言っても君は納得せずに

「うつ病って友達は知ってるの?」
「1人でずっと抱えてるからじゃん」
「なんで言ってくれないの?」

そう君は言った

分かってるよ。分かってる
でもいいたくなかったんだよ

もし私が普通の人じゃないと知ったら
離れていくんじゃないか
"普通の人"との扱いをされないんじゃないか
また私の前から消えるんじゃないか
そう思って言い出せなかった

でもみんな離れなかった
理解してくれて
頑張ろうって言ってくれて
"あ、私、幸せ者だ"
そう思った

でも気分は維持出来ずすぐ落ちていく

彼氏と家に帰って
私は布団に入ってひたすら虚ろな目をしていた
まるで生きていく力が抜けたように

でも、君は何も言わずただ優しく、
今にも壊れそうなものを壊させないかのように
ただ優しく抱きしめてくれた

大好きな人の匂いと
大好きな人の体温と

人って触れるとこんなにも温かいんだ

抱きしめてくれたことが嬉しくて
ずっと優しく抱きしめてくれて
背中を撫でてくれて

今まで1人で溜めてきた涙が
一気に溢れて止まらなかった

みっともない
泣くなら1人で泣く

そう決めていたのに

やっぱり君には勝てないや

私が泣いてぐしゃぐしゃの顔をしてても
涙が肌にボロボロ落ちても
抱きしめてる体勢が辛くても

私が泣き止むまで
私が寝るまで
私が安心するまで

君はずっと優しく頭を撫でてくれて
でも私から見た君は
どこか辛そうな顔をしていて。

私を庇わなくていいよ
もういいよ
私といたら人生だめになっちゃう
君がもっと辛くなってしまう
君は君が望んだ人生を歩いていればいいんだよ
私を気にすることなんてない

きっと君は私がいなくなったら
何日も何日も泣くでしょう
きっと自分のせいだと言うのでしょう
もっと好きって言っておけばよかった
もっと支えてあげればよかった
もっと愛してあげればよかったと言うでしょう

そうなったとしても前を向いていて

もし私があなたの前から消えても

自分らしく、自分の道を歩いていて

君ならきっと大丈夫

だって、こんなにも優しいのだから

君は、幸せになるべきだから。


私も生きてたらいつか

心の底から本気で笑えることができるのかな



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