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11月の頭に新型コロナウイルスに感染しました

今月の頭、妻が熱があるというので病院に診察に行ったら(妻が)その場でコロナ陽性と判定された。

二人で住んでいるので看病は自分がする他なく、マスクはしていたものの同じ部屋で過ごすことが多く、感染も時間の問題と思ってました。

ちなみに以前インフルエンザで寝込んでいた妻の隣で寝ていても全然感染しなかったのですが、やはりコロナの場合はそうは行かなかった。

妻が陽性と判明した直後、都から事前に取り寄せていた高原検査キットを使用したが、自分は陰性だった。
とりあえずホッとする。

ただ、今思えばこの検査が正しかったのかも怪しい。

後に病院で抗原検査を行いことになるのだが、自分でやるより容赦なく、鼻に長ーい綿棒を突っ込まれてぐりぐりとやられたのだ。
自分でやる場合は手加減してしまうし、どこかで自分は陰性でありたい、と思う強い気持ち、強い愛が自分の手を動かしていたからかもしれない。

そんなこんなで陽性になった妻を看病していたその2日後の夜。
ついにそのときはやってきたのでありました。

耳のつまりが抜けない。
この耳のつまり具合は数日前に行ったアイドルのイベントの爆音のせい、と自分に言い聞かせていたのだが、それでも頬は火照っているし、熱っぽいので体温を計ってみたら36.8度を記録する。

自分の平熱は35度前半なので、これでも十分微熱である。

その夜中、熱にうなされて目が覚める。
体温を計ってみたら37.4度。
ああ、発症した、と思いました。

翌日の朝9時過ぎにかかりつけの内科に連絡する。

発熱外来は通常の診察外で行うということで、12時過ぎに電話連絡があり、内科へ向かう。

かかりつけの医師が、完全防備で抗原検査を行ってくれた。
医師には2日前に妻がこの内科に来て陽性判定されたことを先に伝えたら、
「そうなんだ、もう毎日たくさんの人が診察しにくるからねえ」
と、第8波はすでに現場では起こっているんだということを実感する。

医師が喉を見た瞬間に「喉の腫れからみてどう考えても陽性」と告げられる。

この時点で
「抗原検査を行わなくても“みなし陽性”と診断もできるけど、それでも抗原検査を行いますか?」
と聞かれたのだが、それでも一応検査してもらう。

鼻の奥深くに綿棒を突っ込まれてぐりぐりされ、液体に付けてその液体を判定キットに垂らす。
浸された判定線に液体が流れ込んだ瞬間に、陽性の判定が出る。

ここで完全にコロナウイルスに感染してしまったとじわじわと実感する。
ああ、やってしまったなあ。しかたないけど。

診察料は2090円。
薬をもらう。薬代は無料だった。

現在のコロナ陽性は、7日間の安静期間2日間の療養期間が設定されている。

本来であれば、4日後から新しい職場で働くことになっていたのだが、回復するまで出社時期を遅らせないといけない。

緊急を要するので、新しい職場へ電話連絡。
出社時期を1週間程度伸ばしてもらうことになった。

また、参加予定だった推しのイベントがあったのだが、そこにもメールでキャンセルの連絡。

妻とほぼ同時に感染したので、二人共外出することができず、東京都が支給している食料を申し込む。

妻も事前に申し込んでいたのだが、当初はホテル療養を希望して後に自宅療養を選択したので、その手続きの関係か3日経過しても届かない。
ちなみに自分の食料は、申請してから3日以内に届いた。

届いた食料はダンボール2箱分

レンジ用ご飯10食分
ミックスビーンズ2袋
鯖味噌パック2袋
マ・マー パスタ早ゆで
牛丼4食
麦茶2リットル2本
野菜ジュース2本
ペットボトルのコーヒー2本
スポーツドリンクMATCH2本
レッドブル6本
ツナ缶3缶
カップラーメン4食
スープはるさめ4食
赤いきつね2食
緑のたぬき2食
プロテインバー(チョコ)4本
ムーンライト(ビスケット)4箱
ボンカレー4食
ドレッシング1本
ナタデココゼリー4食
フルーツ缶2缶

これぐらいの食料が届いた。
だいたい2人で1週間〜10日ほどの食料だろうか。
ちなみに家族で1セット分が支給される。

熱が出ていると料理を作る体力も気力もないし、2人とも全く外出できないので、これは非常に助かった。

1日目の夜、大量の寝汗をかいて2回、パジャマを取り替えることになる。

熱があるとなにもやる気が起こらないし、食欲もない。
めがしょぼしょぼするし、本を読もうと思っても集中力もないし視力も定まらずにダメだった。

また、文章を書くきにも起こらないし、音楽制作をするという気も起こらない。
つまり生産性のあるものがなにもできないという状態。

そんな状態のときに、つい最近押入れから引っ張り出してきたルービックキューブがとても癒やしになった。


集中力は必要だが、目に優しい、手を動かす、ということでリラックス効果やリフレッシュ効果があった気がする。
また、単純作業ながら6面を揃えられることへの達成感を寝ながら味わえるのも良い。

○感染から4日目

そして4日目の朝から思い出しながらこれを書いている。

本来ならば新しい職場へ初出社となった日だった。
転職先の方々には大変ご迷惑をおかけしたが、仕事が始まってから感染するよりはよかったのではないか?とポジティブに考えるようにした。

そして、そろそろ調子を元に戻していかないという気がしている。

熱は平熱に戻り、鼻水も少なくなって味もわかる用になってきた。

ただ、耳がふさがっているという違和感はまだまだ続いている。
あと、お腹も調子もいまいち(これはちょっと慢性的なところもある)

昨日まであれほど痛かった喉もかなり緩和されている。咳はちょっと出る。

喉が痛かったときに助かったのは、のど飴と、そしてはちみつ。

はちみつは妻が罹患する2日前にスーパーで安売りしていたので、使う予定もなかったのだがなんとなく購入していたもの。
はちみつをなめると喉が長時間潤うので、寝る前や喉が痛くなったときにひとさじなめるのがとても効果的だった。
また、甘いものをあまり摂取していなかったということもあり、喉の痛みにはちみつの甘みがとても優しく染み渡る感じでとても重宝した。

喉の調子が悪くなったときは以前からマヌカハニーを舐めると一発で治ったりしていたので、ほんとはちみつはすごいと思う。

はちみつってなんでこんなに喉にいいんだろう。はちみつをストックしていたのはハチの知らせだったのだろうか。
なんにせよファインプレーだった。

そして、4日目の昼に支給品のレッドブル、赤いきつねを食べるが、そこで異変が起きる。

味がわからなくなくなってきた。

レッドブルの強烈な匂いもかなり薄く感じている。

そして夕方には鼻のつまりがないものの、鼻がまったく効かなくなってしまい、味が感じられない。
これ、このまま続いたらちょっとやばいなあって思うくらい、まったく味覚がない。

夕食は快方に向かっている妻が作った豚汁と鮭とご飯をたべる。

しかし、匂いも香りも味もまったくしなくなってしまった。

熱は平熱に戻っている。

全体的な体調としてはわるくはない。
喉の痰がからむ、鼻が効かない、耳鳴りがちょっと。耳のつまりも。

夜中に寝汗をかいて目が覚める。

○感染から5日目

朝起きて牛乳入りのコーヒーとプロテインバーを食べるも、やはり味と香りが全くしない。 
麦茶を飲んでもコーヒーを飲んでも水に感じる、これは不思議な感覚だった。

昼は支給品の佐野ラーメン(インスタント)

夜は鯵の干物にご飯と味噌汁と大根サラダ
これもまた、まったく味がしない。

わかるのは、しょっぱいか、甘いかくらい。

夕食後になしを柿をたべたのだが、そこで甘みは感じられたので少しホッとする。

味がしないという状態は以前からコロナに感染した人から聞いてはいたが、実際自分がなってみるとととてつもない恐怖がある。

いつまでこの状態が続くのか、もしかしたらこのまま味覚が戻らないんじゃないかと思うと不安でしかない。

○感染から6日目

朝起きてシャワーを浴びる。
体温を計ったら、もう完全に平熱。
まだ耳のつまり、遠く感じる。鼻のつまりも少々。
喉の痰はいつもどおり切れない。これはコロナ感染前からの症状なので、まあ通常通りともいえる。

朝、歯磨きをしたら、ほんのわずかだがミントの香りを感じるようになった。
ちょっとうれしくていつもよりも長く歯磨きをしてしまった。

昨日までただの水だったポカリスエットも、わずかながら味を感じられるようになってきた。このまま順調に回復していってほしいと願うばかり。

夜には食欲も回復し、自らもも肉を焼いてチキンソテーを焼く。
食欲は腹の空き具合だけではない。
味覚が回復してから、改めて味のわかるありがたみを感じた。
とてもうまい。

体温は完全に平熱に戻る。
もうこれで日常生活に戻れそうだ。
新しく入る会社に連絡して、土曜日からの出社が決まる。
4ヶ月の就活の後に、ようやく仕事ができるのも嬉しい。

そして明日から外出がオッケーになる。

○感染から7日目

味覚はほぼ完治した気がする。ちょっとだけ鈍く感じるのは、鼻がちょっと詰まっているからか。

今日はやることがいろいろある。
明日の仕事の準備、ハローワークへ最後の申請、そして美容院。

この一週間、ほぼなにもできなかったので、ここから徐々にアクティブに動いていきたいと思う。

□コロナに罹患して悪かったことよかったこと

○悪かったこと

・転職先の仕事初めを伸ばしてしまい、ご迷惑を掛けてしまったこと。

・とても楽しみにしていた推しのイベントに参加できずにキャンセルしてしまったこと

・家から一歩も出れなかったこと。体力不足を痛感する

・味覚障害による不安はとても怖かった

・生産性が上がらない。約1週間、何もできなかった。

○良かったこと

・ルービックキューブが2分以内で6面揃えられるようになったこと。
罹患中にAmazonで早く回せるスピードキューブを購入しました。軽くて回しやすくてすごい!


・健康第一だということに気がついたこと。
特に、味覚。回復した時は本当に嬉しかった。

・妻とほぼ同時に感染したので、しばらくは感染の心配がないこと。

・推しのイベントには行けなかったが、運営さんの計らいで記念グッズを発送していただいたこと。運営さんと推しの愛を感じました。本当にこれは感謝です。


□最後に

おかげさまで体調は順調に回復し、後遺症と言える変化も特にはないです。

ただ、ずっと痰が絡む状態が続いています。
しかしこれはコロナに感染する前から発症していた症状なので、コロナの関連性があるかは不明ですが。

11月23日現在、急激に感染者が増えていて、年内には第8波のピークが来ると予想されておりますので、皆様もどうぞお気をつけてください。

また、感染してしまった場合の備えとして、ルービックキューブとはちみつの常備をおすすめいたします。

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