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ビギジョイスポーツフェスティバル inさいたま 初開催!

スポーツを始める入り口は知らず知らずのうちに狭まっている

野球やサッカーをやらせたい、という保護者の方々は多い。
自分も7歳、6歳、1歳の息子を持ち、各年代の保護者の皆さんと会話する中で、子どもに気軽にスポーツを楽しんでもらいたい、という想いがあちこちで聞こえてくる。(プロ選手まで育てるのは難しいけど、スポーツを楽しめるくらいにはなってほしい)
野球やサッカー、ラグビー、バスケットなど主要なスポーツ競技はおおよそ小学校に入るとそれぞれに特化した少年団や地域のクラブがあり、そこに所属して本格的にスポーツを始めるというご家庭も多い。
現場にふと目を向けて見ると、小学生の高学年からは試合もたくさん組まれていて、チームスポーツとしての活動が盛んになっている一方で低学年(1年生〜おおよそ2・3年生くらいまで)は試合ができる人数が揃わず、練習もままならないというチームも散見される。
幼稚園児から本格的な競技のスキル練習をメニューに組み込んでいるチームもあるほどだ。

自分の息子がその年齢になり、いざ本人の気持ちと体力、マインド、友達関係を考慮した時に「チームに入れてがんじがらめに特化した競技スポーツをやらせよう」と果たして思えるか??と問われたらそうではなかった。
それぞれの協議にも導入期のアプローチは存在し、初めから技術を叩き込んでいくことが正しいかといえば、そうではないと思えたからだ。

ある女性アスリートたちとの出会い

そんな時に、指導者向けのコーチングサービスを展開している株式会社iniasu國正代表から「幼児・小学生低学年層に向けて意識が高い女性アスリートがいて、ぜひ一緒にイベントを企画できないか」と相談を受けた。
12月、女子の野球選手とサッカー選手お二人と出会い、「スポーツを長く続けてもらうにはどうしたら良いか?」「アスリートとしてスポーツの入り口に当たる年代の子どもたちにどんなことを伝えていきたいか?」といった議論を重ね、今回「野球×サッカー」「初心者中心の幼児・小学生低学年向けイベント」が企画された。

ビギナー(初心者向け)+エンジョイ(楽しむ)=ビギジョイスポーツフェスティバル

指導者は西武ライオンズレディース所属の山崎まり選手と2021年シーズンに台湾・女子サッカーリーグ最優秀選手を受賞した若林美里選手。
彼女たちのスポーツに懸ける想いと情熱、子どもたちへの愛情をうまく伝えていけるイベントにしようと、iniasu國正代表が音頭を取りプロジェクトがスタートした。


30名を超える参加者が集まった「ビギジョイスポーツフェスティバル in さいたま」

年末年始を挟んで集客をおこなってきたが、やはり刺さっていたのは幼児、特に年少(3〜4歳)・年長(5〜6歳)の子どもたち。何かのスポーツをやらせてみたいけど、本格的な競技まではまだまだ慣れない年代の子どもたち。
将来的なチームスポーツを見据えながらも、楽しく触れられる機会を、というニーズがまさに伝わっていたのではないか。
まだまだ多くの人にリーチしていく課題はあるものの、継続していけば新たなマーケットを開拓できる実感が持てた。

当日は若林コーチの見事な盛り上げと保護者も巻き込んだメニューにより空気感があっという間にホットになり、子どもたちの笑顔も増えていった。体全身を動かすことで脳が刺激され、運動スイッチが入ったような子どもたちの表情が印象的であった。
さらに、今回は「キックターゲット」も準備して、狙って蹴ることの楽しさを実感してもらい、子どもたちは大いに盛り上がっていた。次回は是非「リアル野球盤」で子どもたちが打つ楽しさを実感できる環境を作ってみたいとも思った。


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