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暗号資産のマイニングはなぜ日本国内がいいのか?

マイニングとは何?という方は、最初にこちらをお読みください。

■マイニングは海外が主流?

暗号資産のマイニング。
これまでは海外が主流でした。
理由は電気代の安さです。

マイニングにはコンピュータの演算機能が必要で、常時コンピュータを稼働させる必要があるために、常に電力を消費します。

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日本は世界的に見て電気代は安くない国ですので、これまでマイニングは、主に電気代が安い中国で行われているのが主流でした。

その中国。

2021年5月頃までは、世界シェアの実に70%以上のマイニングシェアを誇っているほど、暗号資産のマイニングと言えば中国という感じでした。

その反面、暗号資産は中国の影響が強すぎるという懸念もありました。

その圧倒的なシェアを誇っていた中国ですが、国策で独自のデジタル通貨(中央集権型)を発行するという動きの中で、これまでの暗号資産(非中央集権型)を禁止する流れから、マイニング自体も禁止にしました。

時期は2021年5月頃。

中国でマイニングを行なっていた企業や個人は、中国国内でマイニングを行なっている場合は、急に罰せられることになったため、中国以外で活路を見出す必要に迫られました。

マイニング工場の大規模移転の始まりです。

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まともなマイニング企業は新たに別の国にマイニング工場を新設して移動させましたが、それでも一旦停止を余儀なくされました。

実際にマイニング量を見るハッシュレートもこの時期は低下しました。

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移転期間中は当然マイニングの稼働も止まりますので、機会損失が発生していたとも言えます。

さらに酷い業者(詐欺的な?)になると、その混乱をいいことに、中国の規制の影響というものを大義名分的に使い、うやむやにして消滅したプロジェクトもあります。

安い電気代を求めること自体は悪くないですが、その背景にあるカントリーリスクにも気を遣う必要があります。

安い電気代で表面利回りが良くなっても、投資元本(マイニングマシン)が消えてしまっては意味がありません。

数%の利回りの差は確かに魅力ですが、第一優先にすべきは、投資元本をまず守ることです。

■海外マイニングに多いクラウドマイニング

クラウドとは、雲、群衆、集団などの意味を持つ英単語です。

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全体像の不明確なもやもやした塊・集まりを比喩的に表すことが多く、ここでは、みんなでマイニングマシンをシェアするという考え方に近いでしょう。

弊社のマイニングはグラフィックボードを活用するため、全てのグラフィックボードに所有者の判別が可能です。

言い換えると、あなたのグラフィックボードはこれです!とハッキリ区別できます。

逆にクラウドマイニングはどういうものかと言うと、一台のマイニングマシンを一口いくらという形でシェアしている状態や、企業の持つマイニングサービスの一部に参加するようなイメージです。

自分が所有しているという感じではなく、一台をみんなで。

弊社のパターンが土地込みの一戸建て資産に対し、クラウドマイニングは区分所有のマンションといった感じでしょうか。

両方にそれぞれメリットデメリットはあると思いますが、自由度が高いのはやはり一戸建て。

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マイニングを止める、再開するも自由ですし、違う通貨をマイニングしたいという場合も自分だけの判断でできます。

権利面についてもマシンは全て自己所有で自分の権利。

一方クラウドマイニングは悪い言い方をすると、仮に視察に行ったとしても自分所有のマシンというのがハッキリしませんし、権利もうやむやになりがち。

※これはあくまでも悪い業者の場合です。
※がしかし、乱暴な言い方をすると、悪い業者としては扱いやすいのがクラウドマイニングだったり...

特にそれが海外管理だと尚更で、ホントに表面利回りの表現だけで上手く契約させられて、結局消えて行った業者は数知れず。

正直、詐欺案件が多いのもこのクラウドマイニングを称しているところだったりします。

海外案件はカントリーリスクもそうですが、有事の時に動きにくい、確認しにくいという点でも注意が必要です。

■マイニングは中国からどこへ向かったのか

その多くは北米(アメリカやカナダ)に向かい、そしてロシアやカザフスタンにも向かいました。

下記はマイニングシェアの推移です。

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※日経の記事より
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR13EGO0T11C21A0000000/

アメリカやカナダは西側諸国ですので比較的安定していると思いますが、物理的な距離のリスクは完全には払拭しきれません。

カザフスタンは旧ソビエト連邦の構成国でもあった国です。

カザフスタンは今年(2022年)社会不安によってインターネットが停止し、暗号資産のマイニング事業も数日間にわたって影響を受けました。

そしてロシア。
もはや言うまでもありませんが、今ロシアは世界的に見てリスクだらけです。

日本人が日本人として日本で生活する以上、そして日本が世界有数の安心国家でもあることなどから、日本という安心感のアドバンテージは高いでしょう。

マイニングはまずはカントリーリスクを減らして、投資元本を守るという安全策からスタートするのがいいと思います。

日本は確かに電気代は安くはないですが、その分電力安定度はピカイチで、マイニングが止まる心配はあまりありません。

そして更に弊社が日本企業で、マイニング工場が日本国内にあるということから可能になることもあります。

その部分についてはまた別の記事で書きたいと思いますが、節税が可能になることで、海外案件と遜色ない利回りも期待できます。

■なぜ、暗号資産マイニングは日本国内がいいのか?の答えは?

それは、

①守りをしっかり固めて、
②節税効果で利回りを高める

この2点においての優位性があるからです。

あなたも国産マイニングを始めてみませんか?

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