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ひらがなの宿題を拒絶する次男に、noter母ちゃん訴える。

この春、小学1年生になった次男ジロウ(仮名)が、今週の月曜日、初めて「行きたくなくて」学校を休んだ。

行きたくないと毎朝言うのを騙し騙し行かせていたが、ついに…。私の中で、「あーあ」という声が聞こえた。

この日は朝から雨降りで、気温もぐっと下がって寒い日だった。まぁ、サボりたくもなるよなぁ、と思うような天気ではあった。

玄関で靴を履くも、ダメだ!と脱ぎ、やっぱり行くよ!とヤケクソのように叫び、靴を履いたかと思うと、やっぱり行きたくない!今日は本当にダメ!と言って、靴を脱ぎ捨て、リビングに戻る次男。

「ハァ、休むのね。それなら学校に連絡するけど、ハナちゃん(仮名・年中娘)は行く気になってるのに休むって言い出したら嫌だから、ちょっと2階に行ってて」

そんなちょっとした細工も必要で、朝から「あぁ、ダル…」とつぶやく。

学校行きたくないのは、勉強がめんどくさい、ずっと同じことを叫ぶお友達がいる、アレルギーあるから給食イヤ、など様々な理由を並べてくる。どれも嘘ではないだろうと思い、そっかぁ、どんなふうにイヤなの、と聞いてみたりもする。

勉強がめんどくさいのは、宿題が出始めたあたりで言い出したような気が。

宿題は、GW明けから出始めて、毎日、ひらがなや数字の書き取り、音読が1つ、2つ、出される。

それらをこなすのが面倒らしく、夜寝る前までやらなかったり、朝起きてからやる日もあった。

「面倒かもしれないけどさ、ひらがなはしっかり書けた方がいいよね。ひらがなが書けないと、友達にお手紙も書けないしさ、自分で絵本描くのにもさ、困るんだよ」

そんなことを寝る前に言ってみるのだが、「そんなのかけなくてもいい!」と言い返されて終わる。手紙や、絵本をかいていたのを知っているのだが。

そこで、水曜日に、私の書いたnoteが、今日の注目記事に選ばれた話を仰々しく伝えてみた。

「ママはさ、算数も理科も社会もあんまりできなかったけど、国語だけは好きだったんだよ。そしたらnoteでさ、毎日何万記事もある中から、わずか10人くらいの人しか選ばれないやつに今日選ばれたんだよ!あぁ、嬉しい。あぁ、ひらがな練習しといて良かった。ひらがな書けなかったら、絶対noteも書いてないよね」

「ママすごいね!」
小4の長男はそう言ってくれたが、次男は「ひらがなじゃなくて、漢字やりたいの!」と屁理屈をこね出す。

「あ、そうだね。ひらがな書けて、漢字も書けて、計算ができるようになったらさ、あとはもうどうするか自分で決められるよ。そこに行くまでの橋を今ジロウちゃんは先生やお友達と一緒にゆっくり渡ってるわけよ」

芝居がかった調子でそう伝えてみたところ、次男はこう問うてきた。

「その橋はどのくらい長いの?」

「そうだね…6年…いや、9年…渡るのにかかるな」

そう言うと、ギャーと言って布団をかぶってしまった。

その翌日は、次男の初の参観日。
国語だった。

「ろ」が頭につくものに何がある?の問題に張り切って何度も手を上げ、
「ろくろくび」「ろいやるみるくてぃ」などを挙げ、
言葉の途中に「ろ」がつくものは?の問いには、
「かろりい」などと言って保護者たちを笑わせていた。

…なんだよ…めちゃ楽しんでるじゃねーか…

ちなみにこの日の朝も行きたくない、と言った次男を、「参観日休むとかありえねぇ!パパも午後から休んで来てくれんだぞ!」と追い出すように見送ったのだった…

次男の葛藤が私にはよく分からず、これからどうなっていくのかも読めない。
だけど、学校で学ぶことの延長線上に、大人が楽しんでいる世界があると伝えることが、今の私にできることかなぁと思うのだった。

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