メジャーリーグの話題で「他者を愛する心」を長男に感じた話。
昨日、2学期の終業式を終えて帰宅し、家でのんびりテレビを観ていた小3の長男が、「よっしゃー!!!!!」と叫んだ。
何事かと訊けば、オリックスの山本由伸選手が、メジャーリーグのドジャースへの入団を決めた速報が流れ、嬉しかったらしい。
長男は、2年前の高校野球決勝戦で、奈良と和歌山の智弁対決に白熱してから野球観戦にハマり、プロ野球も観るようになった。
気づけば、オリックス・バッファローズのファンである。
近鉄電車の運転士を夢見る彼は、近鉄バッファローズと合併したオリックスを応援しないわけにはいかない、とのこと。
「よっしゃー!!!!!」の理由を具体的に知りたくて「何が嬉しいの?」と長男に尋ねたところ、
大好きなオリックスの選手が、大リーグ、しかも大谷翔平選手と同じドジャースに入団することが嬉しい、という。
「へぇ、でもさ、好きな選手がアメリカに行っちゃうの寂しくないの。試合観に行っても、山本選手見れないのは、いいの?」
と訊くと、
「う~ん、寂しいけど、オリックスの選手が、アメリカでチャレンジするのがすごい嬉しい」という。
そして、電卓をぱちぱち叩きながら、「3分の1なんだ、、、」と神妙な表情。
契約金額のことか。こういうことを考えるために算数は必要なのか、と全然関係ないことを考えた。
長男の様子に、私にはこみ上げるものがあった。
好きな球団の選手が、より大きな舞台で活躍するのが嬉しい。
寂しいけど、応援したい気持ちの方が大きい、ってことだろ・・・
その感情、私の中では「愛」って呼んでるんだが。
いつも自分自分、だった長男が。
自分の感情よりも、その人の人生を応援することが優先できるなら、それはもう、愛してる、ってことじゃないのか。
(私の中の「愛してる」のハードルは低いかも)
ちなみに、長男がいちばん好きな選手は「山崎颯一郎選手」らしいのだが、
「山崎選手がメジャーリーグに行くことになったらどう?」と訊くと、
「それは嫌だ」と即答。
メジャーリーグに行くのは寂しいから嫌だけど、大谷翔平さんと同じドジャースに行くんだったらいい、という。笑
へぇ、ミーハーな気持ちが、寂しさに勝つんだね・・・
憧れる選手を応援する気持ちを愛と呼ぶには大げさだけど、
今後、長男が大切に思う人が大きな決断をして、遠く離れて行っても、
「より大きな舞台で挑戦することを嬉しく思う」という気持ちを持てるような、そんな交友関係を築ける人生でありますように。
へへ…重い女が母親になると、こうなるんだよな。
ちなみに私は、長男が海外に行くことになったら、ついていきます。
長男から一言。「ママちょっとウザいな」
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