2021IRONMAN Cozumel🇲🇽男子優勝選手🏆

メキシコのリゾート島コズメルで開催されたIRONMAN Cozumelで東京五輪金メダル&2021世界選手権覇者のブルンメンフェルトが優勝しました！

クリスチャン・ブルンメンフェルト🇳🇴
７時間２１分１２秒

IRONMAN初挑戦にしてIRONMAN史上最速タイムでのフィニッシュ、さらに同年に距離の全く異なる東京五輪金メダルと世界選手権優勝を成し遂げている中での快挙となりました。

これまでの世界最速タイムは2021年7月にTri Battleでヤン・フロデノ🇩🇪がマークした7時間27分53秒でこのタイムを6分41秒短縮しました。

フロデノは北京五輪金メダルの後、IRONMANに転向し3回IRONMAN世界選手権を制しました。その後もショートからロングに転向&並行しながら活動する選手が増える中で、ロンドン五輪&リオ五輪金メダルのブラウンリー🇬🇧や5度の世界選手権覇者であるゴメス🇪🇸も転向しますが、驚異的なタイム更新やIRONMAN世界選手権の舞台ではショートの時のように活躍することができていません。

そんな中でのブルンメンフェルトのタイムがこちら

スイム3,8km 39分41秒
100m1:02ペースですが、スイムコースが周回コースではなく潮流に沿ったワンウェイコースとなっています。

バイクは180km 4時間2分40秒(Av.44.5km/h)
バイクコースは約60km周回を3周、平坦な上にコーナリングを必要とする場所が2箇所のみになっています。

ランは42km 2時間35分24秒(Av.3:42/km)
直線10.5kmを折り返しで2往復する平坦コース。

なんとランの途中にトイレに駆け込みブルンメンフェルト選手の様子もあり、おトイレタイム込みの時間となっております。

今回の記録がすんなり世界記録更新！とならないのは、スイムが潮の流れに沿って泳ぐワンウェイコースであることが関わってきています。しかし、それでも驚異的な史上最速タイムでフィニッシュしたことは間違いありません。

トライアスロンは距離によりSUPER LEAGUEのようなスーパースプリントディスタンス(SSP)からオリンピックディスタンス(OD)、IRONMAN70.3のミドルディスタンス、そしてIRONMANのロングディスタンスと分けられそれぞれの距離で活躍する選手が存在していましたが、その垣根をなくし、さらにショートでもロングが出来るということを体現したことになります。
その逆として女子のルーシーチャールズ・バークレー🇬🇧はロングを主戦場としながら、ODやSSPの舞台にも出場しています。WTCSリーズ🇬🇧では得意のスイムをトップで終えるだけでなく、5位入賞しました。

今後、ブルンメンフェルトがショートにするのかロングにするのかKONAに出場するのか全部やっちゃうのか？！その動向に注目が集まります。