#35 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XIX「敵の敵は味方の見方」
近所で数週間前から開催されているアウシュヴィッツの特別展示に授業の一環で行った。教授も同行するものの、入場料を負担してくれるだけで入場後は講釈を垂れることもなく基本的には自由行動だった。
ナチスによるユダヤ人弾圧を主題にしており、予想通り冷たい空気が流れている。当時実際に使われていた物やそのレプリカが並べられており、スペイン語と英語の解説が付いていた。
部分的には当然ドイツ語の書類などもあり、興味深い。中でも特に目を引かれたのは新聞だ。アメリカ目線で発行されているもの