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日本語版

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日本語で執筆されている記事たち。 雪隠と留学[第1部 インドネシア] 雪隠と留学[第2部 ドイツ] 雪隠と留学[第3部 スペイン] 雪隠と留学[第4部 シウダデラ・デ・パンプロー…
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#いま私にできること

#28 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XIII「水道橋」

 セゴビアに着いたころにはもう日も沈始め、丘の上の聖堂が神々しくライトアップされていた。…

HayAceitunas
4年前
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#29 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XIV「来客①」

日本から初めてのお客さんが来た。 まさかこの人が来るとは思っていなかった。出国前に「行き…

HayAceitunas
4年前
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#31 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XV「来客②」

翌日はスイスで研究出張中の先生のマドリード侵攻である。 事前に「観光客の行かない地元民の…

HayAceitunas
4年前
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#32 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XVI「香水と憐れみ」

 楽しいことばかりじゃないのが留学だ。 残念なことではあるが、これも大事な学びだ。毎週月…

HayAceitunas
4年前
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#33 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XVII「ドン・キホーテ」

クリスマス一色に染まり始めた。 マドリードから鉄道で一時間ほどのアルカラ・デ・エナレス(A…

HayAceitunas
4年前
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#34 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XVIII「君はすするのか」

 寒い季節になるとやはりラーメンが食べたくなるのは道産子の性だろうか。 ちょうど友達に誘…

HayAceitunas
4年前
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#35 雪隠と留学 [第3部 スペイン編] ep.XIX「敵の敵は味方の見方」

 近所で数週間前から開催されているアウシュヴィッツの特別展示に授業の一環で行った。教授も同行するものの、入場料を負担してくれるだけで入場後は講釈を垂れることもなく基本的には自由行動だった。 ナチスによるユダヤ人弾圧を主題にしており、予想通り冷たい空気が流れている。当時実際に使われていた物やそのレプリカが並べられており、スペイン語と英語の解説が付いていた。 部分的には当然ドイツ語の書類などもあり、興味深い。中でも特に目を引かれたのは新聞だ。アメリカ目線で発行されているもの