石川忠久先生が亡くなられたというニュースを見て、残念な思いと、懐かしい思い出が蘇りました。
高校生の頃、漢詩にハマっていた時期があって、その頃よく石川忠久先生の講義をラジオで聴いてました。
先生は、漢詩は中国語の原文で楽しむのがよいと言われてましたね。しかし当時の葛城には原文は難しかったです。すいません。
葛城的には、漢詩の持つ世界観が好きで、李白は明るく、杜甫は暗いなど個人の特徴が当然ある訳ですけど、その一人一人の人生観が面白かったんですね。
白楽天、蘇東坡…まあ音楽と同じでいろんな人が居る訳ですけど私が好きだったのは、陶淵明です。
高校生のくせにシブい趣味ですよね。あの情熱は何だったんだろ?と時々思い出します。
論語、孟子、老子、荘子、荀子、韓非子、管子、春秋左氏伝、史記、十八史略、孫子、呉子…そして、漢詩。(笑)
家に篭って、読んでましたね。
新聞屋でバイトして、バイト代を本に注ぎ込んで、読んでました。
中華思想に憧れてたんですね。人間が大きいんですよ。葉隠とか禅とか日本の思想書も読んでましたがね。
しかし、今となっては、どうでもよくなってしまいましたね。
最初のきっかけは横山光輝先生の三国志だったんですけどね。(笑)
あのまま中国思想に突き進んでいたら、今頃どうなってたんだろ?と思わなくもないです。
その後聖書研究に没入して、ごちゃごちゃした考えがどうでもよくなって、結局終わるんですけどね。
石川忠久先生、ありがとうございました!
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