イヤイヤ期突入(保育園にて初めての感情爆発編)
これは我が家の三女のおはなし
現在2歳児クラスも最後に差し掛かり、クラスのお友達がほとんど2歳から3歳になっている時期。
ある日のこと
いつも通りお迎えに行くと、
プリンセス姿に変身し、先生に抱っこされながら今にも泣きそうな顔の三女がいた。
なんでもその日、先生がクラスのみんなのためにおうちで縫ってきたドレスを2着持ってきてくれたそう。
それはピンクでボリュームのあるとってもかわいいフレアドレスだった。(なんなら縫製もとても綺麗で市販のものよりもっと素敵に見えた)
そのドレスがとても気に入ったようで、
脱ぎたくもないし、家に帰りたくもないと泣いて訴えていた。
長女が3歳の時の私なら
対処しきれずイライラしながら家路に着いていただろう。
だが、私も3人も育ててみるとなんとなく勝手が分かるもので、
初めての保育園内での猛烈な自己表現に少し感動を覚えてしまった。
思わず
「こんなに自分の意思を伝えれるようになったんかー!!!」
と心の中で叫んだ。
先生も困り顔で、2人で頭をぐるぐる回らせながら、あーでもないこーでもないとドレスを脱がせる説得をしたが、なかなか脱いでくれなかった。
最終的に、先生が次の日1番にこのドレスを着れる券を発行(作って)くれて、
(まぁそれでも納得は全然いっていないようだったが)あれよあれよとドレスを脱がせ、
靴下も靴も履かずに抱っこで家路に着いた。
彼女はもう何もかもイヤ、自暴自棄モードになっていた。
3歳、それは自我が芽生える年齢。
でも自分の思いが言葉で表現できずに、「イヤ」としか言い方がわからない時期である。
母親10年生の私が心得ていることは、
こんな時は子供の気持ちを親が代弁してやることに尽きると言うこと。
まぁそんな時もあるよねと思いつつ、
抱っこをしながら、ドレスについて彼女の気持ちを聞きたかったので色々話しかけてみた。
私「三女ちゃんが大好きなピンク色のドレスだったね!」
「先生すごい作るの上手だね!」
「ドレスはあの一着だけだった?」
三女「2こ」
私「じゃあ三女ちゃんの他にも誰か着て遊んでた?」
三女「(ううん。とくびをふる)」
私「そうなんだ!じゃあ三女ちゃんたくさん着れたね!とってもかわいかったよ〜」
少しでも号泣から会話のリアクションに変えようと私も必死だった。
そうこうしている間に家に到着。
彼女は床に足をつけるとスイッチが入れ替わったかのように、さっさと手を洗い、
おやつのハイチュウを発見し、ニコニコでおやつタイムを始める三女であった。
やれやれ
ACE natsuki hirose
刺繍作家
書籍「オーガンジー刺繍 美しい花モチーフのアクセサリー」
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