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たった1日の交わりなのに印象深い人

PSG(パリ・サンジェルマンFC)ジャパンツアーで、エムバペやネイマール、メッシの話題が出たり。先日も日本代表戦がテレビで放映されていたり(EAFF E-1サッカー選手権のこと)。ちょいちょいカタールW杯の話が出てきたりすると、どうしても思い出してしまう人がいる。

このnoteに登場する、たまたま空港で前後に並んだというだけの出会いから、まさかの一晩同じ屋根の下でペリメニとビールで語り明かすことになった、とある男性のことである。

昨今、ご時世的に海外旅行は控えているが、これまでに行った海外旅行の中で一番面白く今でも印象に残っているのは4年前のこの旅行だ。その印象に残る一因になっているのもこの人である。そもそも4年前の語り明かした夜に、すでにカタールW杯の話をしていたのだから、思い出さないわけがない。「カタール」という言葉を聞くたびに「あの人はこのご時世でも観戦しに行くんだろうか?」なんて思いを馳せてしまうのだ。

結局、この時の宿代はわたしが現金を持ち合わせていなかったので、この人が肩代わりしてくれた。1万円とちょっと。帰国後何度かメール交換はしたのだが、映像クリエイティブ系の会社の社長をされていて、大変お忙しそうなのもあり、結局飲みに行くことも実現できないまま疎遠になってしまっている。ちなみにメールアドレスを交換した際に判明したのが、この人とわたしは誕生日が同じであること。不思議な出会いだと思う。

このときこの方と語り明かした内容は、元記事にも書いてあるとおり。サッカーの話題だけでなく、お互いの人生の話にもなった。仕事というよりはプライベートな話のほうだ。

わたしもまだ当時は今よりも4歳若くてアラフォーで、恋愛やパートナー探しに関して悶々としていた時期でもあった。この人も過去にはいろいろご経験があったようだが、そのときは奥さまとお子さまもいて気ままに過ごされている状態。だからこその「のんびりでいいんじゃない?」という言葉に救われた感があった。

お金の返し方は今だったらいくらでもやりようがある。でもこの人から「東京出張のとき飲みに行きましょう。その時奢ってください」と言われたのだ。なので返さずにいる。

だからなのだろう。この人を思い出すたびに、いい人見つけられたんですよ、ちょっと聞いてくださいよって4年前の話の続きを報告しがてら飲みに行きたい気分に駆られるのだ。

この人に対して恋をしたわけでもない。どちらかというと人と人との関係に近い。それでも自然と思いを馳せる人。こういう人のことを何と呼べばいいんだろう。

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