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【台湾通販】コンビニ受取率高い秘話

こんにちは、ACCESS AP TAIWAN の TOMMY です。
今回は、台湾通販で、コンビニ受取率が高い理由と秘話をシェアします。

雑談

まず、台湾と日本のコンビニ密度どっちが高いでしょうか?
ご存知でしょうか

答えは 台湾です。
台湾は 2,211人に1店のコンビニがあります。
日本は 2,248人に1店のコンビニがあります。
※コンビニ数 割る 人口数です。

僕は台湾人で、台湾の新北市で、電車も通らない、バスで転勤しないといけない場所に住んでます。
家近く徒歩一分間には横並ぶ三軒のコンビニがあります。
コンビニすごく多いです!

今回の Note は 台湾のコンビニについて話します。

なんで台湾のコンビニがそんなに多いのか?

原因①:台湾人起業意識が高い

ある人力銀行のアンケート調査です。
40歳以下の人は、約 75%の人が創業したい、もしくは創業しました。
21 ~ 25歳人の内、創業したい割合は 78%、
26 ~ 30歳人の内、創業したい割合は 70%、
31 ~ 35歳人の内、創業したい割合は 71%、

創業したい原因は給料が安い。平均月収は 44,000元、
六割の人は月給が 40,000 元以下です。
給料が上がらないが、物価が高騰しがちです。

ちなみに、創業項目 Top 3 は
飲食店:24%
飲み物屋:20.3% (例:喫茶店・タピオカミルク店…)
ネット販売:20.2% (例:自分で仕入して、ECMALLで販売)

情報元:URL

僕の妹、大学卒業後、喫茶店を起業したいです。
そのために、大学はいつも喫茶店でバイトしていました。
家族の反対で、現在サラリーマンです。

原因②:フランチャイズで、本部が年間最低粗利保証があります。

フランチャイズは二種類があります。
特許加盟と委託加盟、
二つの差別は、店舗の準備がだれがするか、
特許加盟は店舗・設備・家賃が加盟店に負担します。
委託加盟は店舗・設備・家賃が本部に負担します。
その他の人件費・管理費用は加盟店負担です。

特許加盟の場合、最低粗利保証は   
 7-11:310万元 / 年、ファミマは 262万元 / 年
粗利分配(加盟店がもらう粗利の割合):
 7-11:63.5%、ファミマは 65%
契約時間:10年

委託加盟の場合、最低粗利保証は
 7-11:270万元 / 年、ファミマは 250万元 / 年
粗利分配(加盟店がもらう粗利の割合):
 7-11:33.5 ~ 43%、ファミマは 30 ~ 42%
 ※売上によります、売上が高いと、加盟店もらう割合が少ないです。
契約時間:5年

調査しました、日本のコンビニは保証粗利がないです。

最低粗利保証があっても、
加盟店は残りは人件費、家賃、電気料金…の負担が必要ですので、
最低粗利だと、赤字確定ですね。
情報元URL

2021年コロナ禍から、
加盟店のコンビニも自分の LINE GROUP があります。
その LINE GROUP で、キャンペーンの知らせや、共同購入 (シェア買い) ができます。
シェア買いは水産物・冷凍食品・アイスの箱買い…いろいろあります。
コンビニも CRM やり始めましたね。

原因③:契約時間が長い

原因②とも関係があります。
フランチャイズ契約の時間は 5年 か 10年です。

そのため、
コンビニが赤字でも、解約できません、
もしくは多額の解約金を払いますね。

本題に戻ります…
まずデータ面から行きます。

データ

コンビニ関連データ

  • 店鋪數 URL

    • 7-11 - 6,502 軒

    • Family Mart - 4,024 軒

    • Hi Life - 1,544 軒

    • OK - 767 軒

    • Shopee - 401 軒

  • 會員數 URL

    • 7-11 - 1,400萬人

    • Family Mart - 1,450萬人

    • Hi Life - 500萬人

    • OK  - 300萬人

※Family Mart の会員数が一番多い原因は、
以前 7-11 が 79 元で、1ポイントです。
でも Family Mart は 1元、1ポイントなので、大きな人が会員になりました。
※ 7-11 今の会員制も 1元、1ポイントです。

コンビニ受取率 (外部情報編)

情報元1:IX市場調査

情報元:URL1  URL2

情報元: IX SEARCH URL

受取方法
2020年:宅配 56.9% コンビニ受取 73.9%
2021年:宅配 51.8% コンビニ受取 77.6%
2022年:宅配 42.4% コンビニ受取 78.2%
※過去三カ月 Online Shoppingするときに、使ったことがある受取方法。

支払方法
2020年:クレカ 57.3% コンビニ支払い 47.2% 代引 31.3% スマホ決済 11.3% 
2021年:クレカ 57.7% コンビニ支払い 49.8% 代引 27.8% スマホ決済 16.7%
2022年:クレカ 53.0% コンビニ支払い 37.6% 代引 19.0% スマホ決済 26.4%
※過去三カ月 Online Shoppingするときに、使ったことがある支払方法。
※-スマホ決済大幅いに伸びました、代引きに超えました。
※クレカ・コンビニ支払い・代引き率が下がりました。

情報元2:SHOPLINE データ分析

情報元:URL

受取方法
宅配 45% コンビニ受取 55%

コンビニ受取の内訳は
7-11受取支払 30%  7-11受取 13%
Family受取支払 7% Family受取 5%

支払方法
クレカ決済     40%
7-11受取支払 30% Family受取支払 7%
LINE PAY           6% 代引き               5%

※コンビニで受取・支払ことができます。
※コンビニで現金・電子マネー(悠々カード)・クレカ決済利用ができます。

結論

市場調査した結果はコンビニ受取率が宅配より高いです!!

なぜコンビニ受取率がそんなに高いのか?
下記で分析します。

コンビニ受取率高い原因

コンビニ受取率が高い原因は、下記の二つだと思います。

  • 夫婦共働き率が高い

  • 宅配・郵送が面倒くさい

原因①:夫婦共働き率が高い

情報元: URL 
台湾の夫婦共働き率は 70%
日本は 66.2% です。

共働き率が高いので、
宅配を選んだら、
家で受取人の存在が必要なので、面倒くさいです。
詳細は原因②までにお願いします。

なんで共働き率が高いのか、
下記は想定の原因です。

一人の子供育つには月あたり 5万元ぐらいかかります。
ベビーシッターだったら、月から金曜に子供の世話を依頼したら、月 2.5万元です。
幼稚園だったら、2万元 / 月
また他にいろいろ子供の費用が掛かりますので、負担が重いです。

また、台湾人の平均月給は 4.4万元です。
1人の給料だけだったら、一つの家庭として負担が重すぎますね。

原因②:宅配・郵送が面倒くさい

台湾のビルは主に二種類があります。
①:古いビル、管理人がいない、ポストが小さい。
②:管理人がいるビル

管理人がいるビルなら、宅配の時は、管理人が代理で受け取ってもらいますので、いつでも受け取れます。

でも管理人がいないビルなら、宅配がある時に、自分もしくは家族で受け取ってもらうことが必要です。
郵便配達員は日本と同じ、何回も自宅に訪ねて、荷物を渡しますが、
人がいないので、サインも荷物の渡すこともできません。
もちろん宅配指定時間もできますが、ぜいぜい夜 18:00 までですので、
サラリーマンにとっては、不便です。

もしずっと受け取らないなら、郵便配達員が受取人に電話して、
宅急便の営業拠点、もしくは近いコンビニに置きます、
受取人が自分で取りに行く必要があります。

追記:
以前大阪に住んでたときに、Amazonで何かを買って、
家帰って、荷物がドアの前に置きました。
でもこんなことは台湾ではありますが、
これに対して、不満の人が多いです、
荷物が盗まれたらどうしよう、
雨降ったらどうしよう、
だれが弁償しますか? 宅急便会社?
いろいろの心配がありますので、
あまりしませんね。

まとめ

台湾のコンビニが多いし、コンビニ受取の利用率が高いです。

宅配は便利だが、誰かが受け取ってもらわないといけないので、面倒くさいです。
コンビニ受取でしたら、荷物がコンビニに到着後7日以内、いつでも取りに行けます。
配達員も受取人も便利です。

弊社は ACCESS AP TAIWAN、台湾でリピート通販システム提供するサービスです。
もし台湾で通販販売したら、ぜひコンビニ機能を利用してください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

2023/01/19 11:52
TOMMY
ACCESS TAIWAN OFFICE

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