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プロの団体でインターンをするため、アクセプトに参画。団体に根付いた「論理的思考」を日々実践しています。【アクセプト・メンバーの声:小島 開陸(こじま かいり)】

私たちアクセプト・インターナショナル(以下、アクセプト)の一員として活動するメンバーの声を届ける本コーナー。第5回目となる今回は、事務・広報局渉外部の小島 開陸(こじま かいり)さんにお話を伺いました。

■小島さん|プロフィール

事務・広報局 渉外部に所属。2020年にインターンとして参画して以来、外部での講演・啓発活動に携わる。2022年度からは渉外部 イベント班の統括に加えて、海外事業局職員の業務補佐を担う。現在、東京外国語大学 国際社会学部 4年生。 


アクセプトでの業務について

―小島さんのアクセプトでの業務内容を教えてください。

事務・広報局渉外部イベント班でリーダーを務めています。主な業務内容としては、活動説明会などのイベントの企画・運営です。

「アクセプトのことをあまり知らない」という方と対話し「応援したい!」と思っていただけるように頑張っています。そして、興味を持っていただいた方にはアクセプト・アンバサダー(毎月の支援者)になっていただけるようメール対応やよりスムーズなイベント運営に取り組んでいます。

リーダーとしては、いつ、どのようなイベントを開催するかの決定やイベント当日の運営のサポートなどを行っています。また、上記に加えて、個人としては事務所で山崎さん(海外事業局職員)の業務の手伝いをさせていただく事があります。

ー先日開催されたアクセプト・カフェは新しいイベントの一つですよね?

そうですね。活動説明会のように、活動内容を中心に説明するとアクセプトの思いを伝えるのにも限界があり、活動している人の思いも伝えたいという考えから、アクセプト・カフェのような「人」を見せるイベントも最近は企画・運営しています。

常に「この前のイベントではこうだったから、次はこうしよう」というように改善を繰り返しています。それがおもしろく、飽きなくていいなと思っています。

シェアハウスでのワークショップで登壇した際の写真

ーイベント班は全員学生という事ですが、どのような雰囲気なのですか?

アクセプト全体にも言えることだと思うのですが、プライベートで一緒にいる友達という感じではなく、業務の大変さなどを共有していく中で仲良くなっていくことが多いです。

イベント班は、全員が同年代ということもあり、とても意見を言いやすく、良い雰囲気だと思います。

イベント班の定例MTGの様子。現在は、東京、神奈川、福岡、大分、秋田、マレーシアから合計8人のメンバーが参加しています。

理念に共感したことが参画のきっかけ

―アクセプトに加入したきっかけ、理由を教えてください!

高校卒業まではずっと野球に励んでいたのですが、大学に入ってからは野球を辞め、やることがないままに、ふわふわと日常を過ごしていました。

そこで、自分が一生懸命取り組めて、責任感を持ってコミットできるようなことを探しました。大学での専門である平和構築と被るような内容、かつその理念に大きく共感することのできるアクセプトでのインターンを見つけ、直ぐに応募・加入しました。

もともとテロや紛争に大きな興味があったわけではありませんでしたが、自分の時間を有意義に使えて、全力で取り組むことのできるアクセプトでの活動は、まさに欲しているものでした。

ー大学での専門である平和構築はどのようなきっかけで興味を持たれたのですか?またどのようなことをされているのですか?

平和構築に興味を持ったのは、中学時代です。当時はバスで1〜2時間の道のりを通っていて、道中は読書をしていました。その時に祖父母から大量に送られてきた古びた戦争小説をよく読んでいて、それが戦争・平和構築に興味を持ったきっかけだったと思います。

ゼミでは、平和構築の方法論を学ぶことが多く、論理的思考を学ぶ題材として、ウガンダや南アフリカなどの事例を使うということが多かったです。そこで学んだ論理的思考力は、就活にもアクセプトでの活動にも役立ちました。

ー「責任感を持って活動できること」というのをテーマに探していたのですか?

「責任感」についても大事にしていましたが、コロナで暇になった時に偶然アクセプトが開催していたオンラインイベントに参加したのがきっかけです。当時のイベントの内容に共感したことから、そのまますぐに事務局にインターンをしたいという旨のメールを送りました。

当時のイベントの中で、「ソマリアは世界で一番困っている人がいる」「難しいからできないではなく、どうすればできるようになるのかを考える」という姿勢が印象に残りました。他団体と比べたことはないため何とも言えませんが、アクセプトは難しい領域に本気で取り組んでいて、他の団体とは何か違うものを持っているのではないかと魅力的に感じました。

面接時には、担当してくれた職員の方の後ろから永井さんが手を振ってくださいました。当時の自分からすると、永井さんは「紛争の最前線で活動されているスーパーマン」という印象でしたが、実際にはとても距離感が近く驚きました。

加入後には、永井さんの隣の席で作業をさせてもらったり、ごはんに誘ってもらったりしました。組織の代表とそんなにしゃべれるとは思っていなかった自分としては、その距離感を有難く感じるとともに、身近で業務に日々奔走されている姿を見て、より一層自分も頑張らなければという思いになりました。

ー小島さんは2020年の6月ごろから活動されているということですが、実際に加入していかがでしたか?先ほどおっしゃっていた当初の目標・動機は達成できていますか?

入ってよかったと思っています。たしかに忙しいですが、自分の労力を意味のあることに使えているからです。時々イベントで職員の山崎さんと話していることですが、アクセプトで作成している「何円のご寄付で何人の方が社会復帰できる」というデータを見ると、自分たちの業務は無駄ではないと思うことができます。このように、自分の時間を有意義に使えているという実感があり、最初の動機は達成できています。

記事の取材を受けた際の写真

全ての行動に意味があるから頑張れる

―アクセプトの自慢できるところ、好きなところを教えてください。

職業として、プロとして、テロ・紛争解決の活動をしているというところに惹かれて最初は加入したのですが、今思う好きなところは「○○の問題があり、その原因は○○だから、○○の取り組みを行わなければならない」というように行動が論理に裏付けされている点です。

「何となく行動しているのではなく、全ての行動に論理的な意味がある。逆にそこをぶらしてはいけない」というようなことを永井さんがよくおっしゃっているのですが、まさにその通りだと思います。

永井さんをはじめとして、しっかりとプロ意識を持っているメンバーの下で自分も力になれるのは貴重なことだと日々実感しています。

団体に根付いた論理的思考

ーアクセプトの活動で大変なこと、またそこから学んだことはありますか?

イベント班での活動や職員の山崎さんの業務の手伝いをする中で、任意の課題に対して論理的に考えて解決する癖が身に付きました。団体全体に論理的に考える習慣が根付いていると感じており、だからこそ成長することができたと思っています。

また、大変なのはタスクが集中してしまう時です。活動説明会のように定期的に開催している既存イベントの準備は比較的楽にできますが、新しいイベントを開催するときはスライドや話す内容を一から組み立てないといけないため、それが立て続けになると大変だなと感じます。

ただ、イベント班は全員が大学生で比較的自由に使える時間が多いこともあり、みんなで上手くタスク分散するなどの協力をしてきたことで、これまで乗り越えられてきました。

アンバサダーとしても、今と変わらぬ想いを持ち続けたい

―今後の展望をお聞かせください。

就職先は決まっているので、その会社で社会人としての責任を果たしたいです。

また、就職後はアクセプトのメンバーを継続するのは難しそうなので、アンバサダーとして関わる予定です。現在イベントを運営する中で、寄付していただいた方のコメントを見る機会があるのですが、中にはアクセプトにお金を「託す」という表現をしてくださる方がいらっしゃいます。

そのような方を見ると、あと半年でメンバーとしての貢献はできなくなってしまうものの、アクセプトに対する想いは今と変わらぬまま、アクセプト・アンバサダーとして貢献していけたらと思います。

ー最後に、アクセプトの活動に関心のある方へ、一言お願いします!

他にも多くの機会がある中で、今実際に、アクセプトに参画して業務をしている人たちは、「アクセプトで働きたい」という想いが強くて、ここでの機会を存分に活かすことができています。私も熱意を持った様々な経験・経歴を持っているアクセプト・メンバーの方々と共に働けることを嬉しく思います。

私たちの活動や行動姿勢に共感する人であれば、良い経験を得られるはずです。何か刺激されるものがあるのだとしたら、迷わずに応募することをお勧めします!


アクセプト・インターナショナルには、テロや紛争の解決を目指して活動するメンバーが常時60名ほど在籍しています。「メンバー」と一言でいっても、学生インターンから社会プロボノ、職員まで肩書きや業務内容は多岐にわたります。各々の経歴やスキルを最大限に活かしつつ、日々業務にあたっています。
心に秘めた何かをお持ちの方も、熱意に溢れた方も、私たちと共に「前例を創る」挑戦をしませんか?あなたのご参加を心よりお待ちしております!
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