コーヒーを飲む贅沢な時間

通勤の時、どうしてもトイレに行きたくなる時がある。
それは、朝二杯のコーヒーを飲んだとき。


朝、目が覚めてから、朝食を作り始めるまでの間に、
インスタントコーヒーを一杯流し込む。
もちろん、目的は目覚ましのためだ。
味わうというよりもカフェインを摂取するために飲むコーヒー。

そして、朝食を済ますと慌ただしく出発の準備をして、
バス停まで小走りで移動する。

普段は、こんな感じで、コーヒーは朝一杯しか飲まない。


いつもより早く起きたり、
朝食が早く済んだりしたときは、
大きめのマグカップに並々と二杯目のコーヒーを淹れる。

休日であれば、引き出しからドリップコーヒーを取り出すが、
平日は、朝一杯目のコーヒーと同じインスタント。
目の前にマグカップを置いて、窓から見える景色を見たり、
ゆったりした時間を過ごす。
朝、出発前に殺伐とした時間に、そっと花を添えるような感覚。
私は、この時間が好きだ。


ただのインスタントコーヒーを、ダイニングでゆっくり飲む。
ただ、それだけ。
たったそれだけのことだけど、とても優雅で贅沢な時間。

ただその代わり、通勤の間、トイレを我慢するという
優雅とは、かけ離れた状態になるわけだが。

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