習い事で親が気を付けた方がよいこと

最近の子どもは、小さいうちから習い事に勉強に忙しそうだ。
うちの息子も、新型コロナが流行っていなければ、
きっと習い事をしていただろう。

習い事は、子どもの基礎学力や基礎体力の向上を目指したり、
子どもの頃からやっておいた方が後々よいであろう技能を、
身に着けさせるためにやらせるものだと思う。

でも、やり方を間違えると、悪い影響が出てしまうかもしれない。


私は、小さい頃からそろばんを習っていた。
ちょうど、うちの息子くらいの年齢から。

そろばんは、同級生と一緒に始めた。
そして、同級生はどんどん上達し、級も上がっていった。
あっという間に段を取って、先生の補佐まで始めた。

そんな中、私は、なかなか上達せず、何度もテストに落ちて、
そろばんを裏っかえしにして車のようにして遊んでみたり、
辞めたくて辞めたくて仕方がない時期があった。
結局、段に至ることなくそろばんを断念した。

同級生君はよくできるのに、どうしてうちの子は・・・
なんて言葉が聞こえてくると、
だったら、僕を捨てて、そいつを息子にすればいいじゃないか
と自暴自棄になったものだ。

そろばんを習ったことで、一緒に始めた同級生には及ばないものの、
算数は得意だったし、算数の時間にそろばんのコマがあると、
得意げにやったものだ。
そろばんをやった意味があったのかと聞かれれば、
それは、あったのだろう。

その一方で、できすぎる同級生と比べられて、
劣等感を抱いたり、自己肯定感がなくなっていったのも事実だ。
見捨てられ不安という病の火種にもなった。

算数に自信が持てる代わりに、生きていくことの自信を失う。
そんなことになってはならない。
特に、小さいうちは。


うちの息子は、縄跳びがあまり得意ではなく、
走るのもそんなに早い方ではない。

運動会でかけっこがあると、ついつい一等だったり、
他の子を追い抜くことを期待してしまうかもしれないが、
私は、それを望まない。

転んだっていいし、追い抜かされてもいい。
最初から最後まで走れたことが尊い。

縄跳びだって、本当は、跳べなくたっていい。
みんなができて、息子ができないことは、それは大したことではない。
もっとも、息子が跳びたいというなら、
とことん練習に付き合うわけだが・・・。

そして、息子ができて、他の子にできないことがあったら、
それはもう一大事、うちの子は、天才だ。


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