『用心棒』名演と同等の背景映像の迫力
少ないながら全てが印象的な殺陣の魅力も去ることながら、黒澤節の豪雨や道に舞い上がる砂埃の背景映像が凄まじい映像的威力。どうやって撮ったらこんな風に撮れるかさっぱり分からない。怖るべき映画作家だ。
三船敏郎は役柄もとても魅力的で、十分な存在感で堂々と演じきっている。仲代達也の若さ溢れる演技は、三船を食っているといってもいい。拳銃の持ち方がかっこよく、男の私も魅せられる。
黒澤作品は、筆者が観た映画は全て大傑作で、もっと他作を観たい。これに続く『椿三十郎』を楽しみに映画ライフを味わいつくしたい。
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