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#データで見る 博士号取得者のキャリアチェンジ #ポスドク総研

博士号を取得する方々の多くは、修士課程から博士課程を通じて培った専門性を活かしたキャリアを望まれることと思います。また、そのキャリアとして最も一般的だと信じられているのは、いまだに「大学などの教育機関や、公的研究機関」であることが多いのではないでしょうか。ただし、これらの機関で任期の無い職に就けるのは、残念ながら一握りの研究者に留まっています。多くの博士号取得者は、どこかのタイミングで「生きていくために」どのようなキャリアを歩むかを決断しなければならないときが来ます。

今回はNISTEPの博士人材追跡調査の報告書の一部を参照しながら、年齢と共に大学院生~博士号取得後の状況と、民間企業における年齢の扱いについてまとめます。あくまで、私の場合と私の周辺の方々の事例によるものではありますが、今後キャリアチェンジを検討しなければならない方々の一助になれば幸いです。

■NISTEPとは?
「文部科学省 科学技術・学術政策研究所(NISTEP)は、国の科学技術政策立案プロセスの一翼を担うために設置された国家行政組織法に基づく文部科学省直轄の国立試験研究機関であり、行政ニーズを的確にとらえ、意思決定過程への参画を含めた行政部局との連携、協力を行うことが期待されています。」(出典:https://www.nistep.go.jp/about

NISTEPの報告書から分かること

まず、NISTEPの博士人材追跡調査について簡単に説明をしておきたいと思います。この調査では、2012年と2015年に博士号を取得した方々をそれぞれ対象として、同時期に調査を行っています。

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