失敗する_やってはいけない大学院生の就活方法

失敗する!やってはいけない大学院生の就活方法

このノートは大学院生や研究者の就職支援に特化したサービスを提供しているアカリクが事業活動の中で得た知見をまとめたものです。就活に絶対的な正しいやり方はありませんが、ありがちな失敗するパターンというものは存在します。ここではアカリクにご相談いただいた大学院生が陥っていた失敗パターンの典型例をもとに、リスクを回避するヒントをご紹介したいと思います。

失敗1:一度に20社以上へ応募する

大学生であれば50社、100社と応募することも多いようですが、大学院生の場合は良い方法とは言えません。単純に応募件数が増えれば、次に進める件数も増えると期待できますが、量を追わなくとも大学院生は最初のスクリーニングに通りやすいという傾向があります。応募先の仕事と自分の経歴に大きな乖離がある場合を除き、大学院生は大学生よりも上位の存在として認識されるからです。

一度に20社も応募してしまうと、高い確率で「とりあえず会って判断」や「是非とも採用したい」といった様々な理由から面接に進んでしまいます。そうすると日程を調整したり、各社への対策をするのに時間を取られてしまい、研究にも手が付かなくなり、焦りや不安が大きくなるという負の連鎖に陥ってしまいます。

同時に選考が進められるのは5社ほど。応募するのは同時に10社以内で留めておくと良いでしょう。落選や辞退となった際に次の候補を補充するイメージです。

失敗2:募集要項だけ見て応募する

求人情報には募集している対象について説明が書かれているため、もちろん参考になりますし、大幅に外れる場合は応募することもないでしょう。しかし、募集要項だけを確認して応募するのは意識的に避けたほうが良いのです。

実際のところ募集要項に記載されている情報は項目がある程度は決まっており、数字の部分も大きく異なるというケースは少ないものです。そのため、募集要項だけ見て応募するというのは、ほとんど何も見ずに応募しているのと変わりません。

それでは何を見て応募するべきなのか、それは企業理念や中期計画といった株主や投資家に向けた「経営方針」です。そこが、採用担当が就活生に見せたい姿とは異なる、リアルなビジネス組織としての姿が見えるところです。非上場企業の場合は義務がないため情報が少なくなりますが、存在意義を示す「企業理念」は見つけられるはずです。

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