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ポスドクの保活事情 ②学振RPDの落とし穴 #ポスドク総研

認可園は申し込みにポスドクは不利?

<承前> そして、ポスドクにとって、この「認可園」申し込みのポイント評価は難題になりがちです。

多くの場合、「両親とも外勤フルタイム」が満点の基準指数として設定されています。

そこに「申し込み時点ですでに両親共就労のため認可外園やベビーシッター等の利用実績がある」「兄弟姉妹が申し込み園に在園している」などの考慮すべき要素があると調整指数として加点され、入園できる確立があがってくるという具合です。

ところが、ポスドクの場合、まず「外勤フルタイム」と認定されるためのハードルが高くなってしまいます。会社員のように勤怠をつけているわけではありませんから、勤務時間や勤務場所を証明することができないのです。

さらに学振の場合ですと、所属研究室に縛られることなく自由に研究ができる柔軟性をもった制度なので、実は雇用関係すら存在していません。

そのため、保育園への入園申し込みの資格すらないとみなされてしまう場合もあるのです。

まとめると認可園申し込みにおけるポスドクのウィークポイントは、以下のようなものがあげられそうです。

①雇用関係がない、もしくは証明書が発行されない
②勤務地、勤務時間が不明瞭もしくは証明書類が発行できない
③4月からの所属研究機関が前年度の申し込み時点での居住地と異なる場合がある

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