20年前の私を抱きしめたい。

超絶眠いしお腹は張るし食欲バグってるしめちゃくちゃ足攣るし浮腫むしなんてったって機嫌が悪い。生理前だからしょうがないとはわかっているけども、毎回散々振り回されてから気付く。もう20年生理と付き合っているのに。いい加減学べよってね。

そう、20年も経ったのだ。20年前、生理が来たけど誰にも言えず少ないお小遣いの中からナプキンを買い(時には父親に嘘をついてお金をもらい)、ナプキンに慣れずに汚れてしまった下着をこそこそ洗っていた13歳の私を、抱きしめてあげたい。
お風呂から出るときにどうしたらタオルが汚れないのか。出先で服に血が滲みてしまったらどうしたらいいのか。生理痛が重すぎて動けない時はどうしたらいいのか。どの程度の周期のずれなら許容範囲なのか。そんなあれこれを、誰にも聞けなかった。
一定周期でやってくる生理(それに伴うあれこれ)を、あの手この手の自己流で乗り越えてきた学生時代のわたしを抱きしめてあげたい。手をとってあげたい。一緒に乗り越えてあげたい。

今はもっと生理が来た女の子たちが過ごしやすい社会になっていると信じている。