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#158 学校のトイレに生理用品を置いてほしいと訴えてみたら先生の反応が…②

こんにちは、ハルです。
前回に引き続き、生理の貧困をテーマにした私の取り組みについて紹介させてください。

Red Box Japanについて

私を含めた3人が学校のトイレに生理用品を置くためにどうすればいいのかを考えました。

そこで私が見つけたのがRed Box Japan というチャリティー団体です。

この団体は学校や地方公共団体と連携し、生理用品を寄付する活動をしています。私たちは、この団体と連携をとり私たちの学校のトイレに生理用品を設置しようと考えました。連携するには、校長または養護の先生の許可が必要とのことだったので、さっそく保健の先生に相談したのです。

養護の先生の意外な反応

私たちは反対されてしまうかもしれないと思っていたので、先生の反応は意外なものでした。

先生は、私たちの提案に対して「いいんじゃない?面白そう。」とおっしゃったのです。驚ましたが、嬉しかったです。
しかし、より話していくうちに全てOKというわけでもなさそうだということがわかりました。先生は団体と連携することには賛成だけれど、生理用品をトイレに置くことには反対だったのです。

寄付を受けるということ

先生がトイレに生理用品を置くことに反対する理由は主に2つです。

1つ目は ”いたずら” が起きること可能性があるということです。私の学校では以前、男子トイレの個室でトイレットペーパーがぐちゃぐちゃにされ、便器につっこまれるということがありました。
全クラスに通達され、スクールカウンセラーの紹介がされました。先生はこのようないたずらを心配しているのです。

私たちはいたずらが起こるということは予想していませんでした。以前男子トイレでいたずらがあったのは知っていましたが、寄付されたものだと伝えればいたずらをしようと思う人は出ないと思っていました。先生に「いたずらは起きない。」と断言することはできませんでした。

2つ目は、寄付されたものを使うと経済が回らないということです。寄付を受けるということは、本当であればお金を出して買うはずのものをタダでもらうということです。タダでもらうということは、製造会社にはお金が入りません。利益が出なければ、仕事をしている人の給料が払えなくなってしまいます。だから、寄付されたものを使い続けることは経済の循環にブレーキをかけてしまうことになるということです。

寄付を受けることが経済を回すことにマイナスな影響を与えてしまうことを全く考えられていませんでした。まさに盲点でした。

先生の話を通して、私たちは「寄付を受けるということ」について改めて考え直させられました。

でも、やっぱり…

でも、やっぱりトイレに生理用品を置くことが大事だと私たちは考えています。なぜなら、タブー視をなくすことに重点を置いているからです。

トイレに生理用品を置くことで、公共の場で生理用品を見ること・触ることに抵抗が減っていくのではないでしょうか。そして、薬局やコンビニなどで生理用品を手に取ることに ”ためらい” を感じなくなれば買いやすくなります。
タブー視される風潮がなくなり、友達や家族と生理について気軽に相談出来たりするようになればいいなと思っています。

今後について

今後も私たちは、トイレに生理用品を置くことが出来るように活動していきたいと思っています。
今回先生と話したことでわかった問題点や気づきを生かして、生理用品へのタブー視がない学校・社会を目指します。


最後まで読んでくださってありがとうございました。

いつもありがとうございます!