蛯谷敏『突き抜けるまで問い続けろ』

ビジョナルの創業者である南さんについての本です。部長にお薦めされたので読んでみましたが、とても学びの多い本でした。

皆さん2004年、プロ野球で唯一黒字だっ他球団をご存知でしょうか？

正解は楽天イーグルスです。実は単に黒字を出しただけでなく、さらにすごいのが楽天はなんと球団設立初年度で黒字会計を出せたのです。いや、むしろ初年度だからこそ黒字化出来たのかもしれません。

ビズリーチ創業前、南さんは名だたるメンバーらと共に楽天イーグルスの球団立ち上げを任されます。そこで従来の「プロ野球球団は赤字事業」という常識を壊すために、ビジネスモデルを変えながら試行錯誤を繰り返し黒字化を目指します。
その過程で、現楽天創業者三木谷さん、現LINEヤフー社長小澤さん、現USEN副社長の島田さんのオールスター3人から事業作りのイロハを学びます。

様々な事例が紹介されているのですが、抽象化すると
①大義名分や理念を掲げて組織のベクトルを合わせること
②徹底的に調べまくること
③数値で可視化すること
の3点でした。

徹底的に調べ抜いてこれまでの球団経営の常識を覆す事業モデルを作り、大義名分を掲げて組織を統率し、あらゆる事柄を定量で数値化して徹底的に管理することで、あり得ないと言われていた初年度黒字を成し遂げたのです。

本書は、この後、南さんが楽天イーグルスの立ち上げ時に得た経験と3つの学びをビズリーチを立ち上げる際にどんな風に活かしてきたのか？について数多のエピソードを交えて紹介します。

吉村の感想
・徹底的に調べ抜くってここまでやるんだな
・調べるってそんなやり方があるんだな
・南さん、飽き性でどんどん新規事業やっちゃうのウケるな

きっと内容に興味津々の方が多いと思いますので、ぜひ下記のAmazonアソシエイトリンクからご購入くださいませ笑

突き抜けるまで問い続けろ 巨大スタートアップ「ビジョナル」挫折と奮闘、成長の軌跡