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リアルとオンライン、何が違うのか?

先日、ライブラリー会員の青木高夫さんと「リアルとオンラインは、何が違うのか?」について意見交換しました。

青木さんは、Hondaで海外勤務を経て、渉外部長、総務部長、社長付を務められた後、現在はFanuc等複数企業の顧問として、株主対応やコーポレートガバナンスに関するアドバイス、また、経営学やビジネス英語、プレゼンテーションなどの社員教育を実施されています。また、専修大学大学院では講義を行いつつ、昨年、博士号(経済学)を取得されました。
Hondaに勤務されていた時代から今日までに、『なぜ欧米人は平気でルールを変えるのか』『日本国憲法はどう生まれたか』『白洲次郎に学ぶビジネスの教科書』『No Baggage』『仕事に追われない仕事術』『想定外』など多くの著書や翻訳書を上梓されています。正にパラレルキャリアの先駆者と言える方です。

アカデミーヒルズでは、ライブラリー会員を対象にしたイベントで、何度かお話をいただいています。
一番印象的なイベントは、著書『株主指向か 公益指向か-日本型コーポレートガバナンスを求めて』の出版を機に、3回シリーズイベントを企画して、2020年2月に開催した第1回です。

新型コロナウイルスによるパンデミックが起きる直前で、感染予防のために青木さんと参加する会員の皆さんへマスク着用をお願いをしたイベントだったからです。
快くマスク着用に応じてくださった青木さんでしたが、いつものコミカルなテンポの良いお話は姿を消してしまい、本当に辛そうにお話をされていました。
終了後に、「皆の表情がマスクで分からないこと、笑っている自分の表情が皆にも伝わっていないこと、そしてマスクで息苦しかったことで、こんなに辛い講演は初めて。。。」と、漏らされました。
当時はまだオンラインという発想がなく、対応策としてマスク着用をお願いしましたが、こんな状態でイベントを開催して申し訳なかったと思っていました。
結局、その後のイベントは、国内の感染者が増えて、全てキャンセルになりました。
そのため青木さんの連続シリーズの2、3回目は、改めて2021年1~2月にオンラインで開催をしました。

青木さんにはアカデミーヒルズで、通常通りのリアルイベント、マスクを着用してのリアルイベント、オンラインイベントを体験していただいていることもあり、この2年間に「イベントで話す」ことの変化について語り合いました。

開口一番に「プレゼン資料の作り方が変わった」とのことです。
リアルでのプレゼンテーションは、キーワードなどをポイントだけを記して参加者の反応を見ながら、説明を匙加減をするそうです。
一方オンラインは、画面共有を共有することでスライドが前面に出て来るので、スライドを読みやすくして説明は全体の流れを追うことに限定しているそうです。

ここまでは、「そうそう!、作り方が変わった!」という方が多いと思います。
青木さんは、もうひと工夫あります。
参加者の反応が見えないオンラインイベントのプレゼンテーションのために参考にしたのが、ラジオのDJでした。
DJの草分け糸居五郎氏の『僕のDJグラフィティ』を読んで、プレゼンテーションへDJの語り口や音楽をはさんで、リスナーが退屈しないような工夫をしたとのことです。

re切り抜き本
青木さんが参考にされた糸居五郎氏の『僕のDJグラフィティ』

例えば、ケインズ経済学の話をする場合は世界大恐慌時代のスイングジャズを流し、日本企業が成長していく1980年代の話をするときは、松田聖子などのJ-POPを流すそうです。次のステップとして、今は電子ピアノで生演奏を入れ込むことを目指されているそうです。
オンラインでは相手の表情が見えないため、飽きさせなようにテンポよく、変化を持たせることを心掛けているそうです。
次回は、ライブラリー会員を対象に青木さんの進化したDJ風プレゼンテーションを体感していただけるイベントを企画したいと思っています!

re青木さん
青木高夫さん

また、リアルとオンラインの違いについてお聞きしたところ、
「リアルで講演すると、参加者からのを感じますね。『今、来てる、来てる!』という感じのですね。それによって自分のトークにが入り、会場の熱量が上がります。残念ながらオンラインだと難しいですね。」とのこと。

では、「熱量って一体なんだろうか?」という話になりました。そこは二人だけでは解明できず、次回に持ち越しになりました。
これらの「見えないけど、しっかりと私達に影響を与える力」について、今後も考えていきたいと思います。

アカデミーヒルズ 熊田ふみ子


#アカデミーヒルズ #青木高夫 #パラレルキャリア #プレゼンテーション #熱量 #DJ  





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