「“やりたいこと”をやる」とは何か?
虎ノ門ヒルズフォーラムで、アジア最大級の宇宙ビジネスをテーマにしたカンファレンス「SPACETIDE 2022」が7月19日~21日に開催されます。
このイベントを主催する一般社団法人SPACETIDEの共同設立者の石田真康さんにお話しを伺いました。
イベントの紹介については、アカデミーヒルズのPODCASTで紹介していますので、ぜひご視聴ください。
石田さんには、2017年9月にアークヒルズライブラリーで開催したシェアラウンジトークで「宇宙ビジネスの新潮流」をテーマにお話をしていただいていました。
その時も、「子供のころは天文クラブに入っていたが、その後、宇宙への興味から遠ざかっていた。社会人になって仕事で忙しい生活だったが、病気がきっかけで好きな事を悔いなくやりたいと思うようになった。そして『何でもいいから宇宙のことを始めよう』と決意したのは2012年だった。」とお話くださっています。
この度もPODCASTの収録でアカデミーヒルズへお越しいただいたときに、収録前の雑談でこの話が出ました。
20代のころは仕事も充実して評価も高く順風満帆だったが、「自分が本当にやりたいことは何か?」という根本的な疑問を抱き続けていたとのことです。
そして、病気で倒れたことをきっかけに「好きなことを悔いなくやりたい!」という考えが強くなり、子供のころに天文クラブに入っていたことを思い出し、「宇宙に関係することをやる!」と決意されたそうです。
石田さんは当時、月面無人探査を目指すHAKUTOの記事を雑誌で読んで、すぐにメールを送りプロボノの活動を始めました。そして、2015年に宇宙ビジネスをテーマにしたカンファレンスを日本で開催することを目指してSPACETIDEを立ち上げました。
今は、宇宙について“好き”というよりも、“愛おしい”という感情だとのこと。「良いことも悪いことも全て受け入れられる、とことんやったからこそ芽生える感情だと思う。後悔は全くない!」と、今の心情を表現されています。
一方で、石田さんは「好きなことができて良いですね。」と、よく言われるそうですが、「イチロー選手が『現役選手のころは野球が楽しいとは言えなかった。引退して楽しいと言える。』と言った話を聞いたことがあるが、その気持ちがわかる。辛いことも多々あり大変な毎日なので、『楽しいか?』と聞かれると複雑な気持ち。ただ、それら全てを含めて“愛おしい”ですね。」とお話くださいました。
“愛おしい”という感情が芽生えるほどに、打ち込められるって素晴らしいなと思います。
SPACETIDEは、3名のボードメンバーとフルタイムスタッフ1名、そして30名のプロボノの方々で動いている組織です。
“興味がある、楽しい、好き、愛おしい・・・”その気持ちは様々だと思いますが、内なるモチベーション(内発的動機付け)から活動されている皆さんのパワーを、今年のカンファレンス「SPACETIDE 2022」で感じられることを楽しみにしています。
2020年、2021年はオンラインで開催されましたが、今年は「やはりリアルでしょ!」ということで、リアル中心で開催されるとのことです。
アカデミーヒルズ 熊田ふみ子
#アカデミーヒルズ #宇宙 #プロボノ #内発的動機付け #モチベーション
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