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意外な地図の魅力

毎回、地図ネタで盛り上がる「天空のマップ・カフェ」の7月の定例会のテーマは地図グッズでした。
定例会で紹介されたグッズや意外な地図の使われ方など紹介します。

※「天空のマップ・カフェ」は、アカデミーヒルズのメンバーの自主サークル、メンバーズ・コミュニティ(略してMC)の1つです。


様々な地図グッズ

日本国内最大手の地図情報会社のゼンリンでは、文房具に始まり、陶器等の食卓用品、バッグや小物、リビング商品まで多くのオリジナル地図グッズが販売されています。
地図塗り絵は初級から上級までレベルに合わせて展開され、専用の色えんぴつやカラーチャートがあり、完成品を額縁に入れれば立派なアート作品です。

明治30年(1897年)に創業したぶよお堂は、戦後より国土地理院発行の地形図の元売として展開されており、日本一の地図販売店です。
もちろん地図だけではなく、様々な地図グッズも取り揃えているとのこと。
また、「日曜・週末地図塾」も主宰されており、多くの地図ファンが集まるそうです(現在は、残念ながら開催されていないようです)。

「天空のマップ・カフェ」主宰の太田弘さんが紹介してくださったぶよお堂の日本橋売店。
地球儀が目印だそうです。


ユニークなwebサイト

地図グッズだけではなく、ユニークなwebサイトも紹介いただきました。

Open Street Map
誰でも自由に地図を使えるよう、みんなでオープンデータの地理情報を作るプロジェクトです。誰でも自由に参加して、誰でも自由に地図を編集して、誰でも自由に地図を利用することができる“地図版のWikipedia”です。

誰でも自由に参加して、誰でも自由に地図を編集して、誰でも自由に地図を利用することができるプロジェクトです。(上記画像はOpen Street Japanのサイトから転用)

海しる(海上状況表示システム)
海上保安庁が運用するサイトで、海洋関係機関が収集・保有している海洋情報を集約して、衛星情報や海上気象の情報などを地図上で重ね合わせて表示できる情報サービスです。2019年にサービスがスタートしました。

海洋レジャー情報から防災、環境保全に関する情報まで海に関する様々な情報を入手できます。(上記画像は海しるのサイトから転用)

Flightraders24
リアルタイムに世界で飛行している航空機の情報を地図上でキャッチすることができるサイトです。カーソルを地図上の飛行機に合わせると、便名や飛行情報に加えて使用している機種まで知ることができます。

リアルタイムに世界で飛行している航空機の情報を入手できます。
(上記画像はFlightraders24のサイトから転用)

Marine Traffic
マリントラフィックは、旅客船から貨物船、タンカー船、スポーツボートやヨットまで、世界中の船舶情報をリアルタイムで入手できます。
例えば、海岸から見える船について、この船がどこから来てどの港を目指して航海しているのかをリアルタイムで知ることができます。

Flightraders24の船舶版のMarine Trafficでは様々な船の船舶情報をリアルタイムで入手できます。(上記画像はMarine Trafficのサイトから転用)



これらの飛行機や船舶の情報は、GPS(全地球測位システム)で入手されていることを聞き、テクノロジーの力を改めて実感しました。
定例会では、「これらの情報を自由に入手して楽しむことができるのは、平和だからこそ。“地図は国家なり”と言われて軍事機密になっていた時期もある。日本でも戦時中は軍事施設が地図上では違うものとして表示されていたし、現在も中国では地図を購入したり日本に持ち出すことはできない。」という話になりました。
あるいは、テクノロジーの力で詳細な地図情報を入手できる反面、個人情報、プライバシーの問題と表裏一体である、という話題にもなりました。

そして、最後は「天空のマップ・カフェ」を主宰してくださっている太田弘さんがお持ちのニューヨークの地図柄のスニーカーが紹介されました。
太田先生曰く、「恥ずかしいので年に数回しか履けない・・・・」とのこと。
地図が持つ様々な力、そして魅力を知る機会となりました。

ニューヨークの地図がプリントされているスニーカー(特注だそうです!)



アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #地図 #天空のマップ・カフェ #ぶよお堂 #ゼンリン #マップ


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