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ヨーロッパの境界はどこ?-ヨーロッパ旅行研究会-

7月21日(金)にメンバーズ・コミュニティ「ヨーロッパ旅行研究会」の定例会を開催しました。
11名の参加メンバーのうち、約半数が初めての参加の方で、その中には、6月末で閉館したアークヒルズライブラリーから六本木ヒルズライブラリーへ移行したメンバーもいらっしゃいました。

最初は、7月上旬にビジネストリップで北欧へ旅したメンバーの話から始まりました。今回の旅行で、念願のフロム鉄道に乗った体験談です。

ノルウェーのオスロ中央駅からベルゲン急行でミュールダール駅へ。そしてフロム鉄道に乗り換えて、ヨーロッパで最長、最大の深さを誇るフィヨルドであるソグネフィヨルド (Sognefjorden) を通ってフロム (Flåm) へと向かうのだそうです。
行きの列車で、ご自身の予約席に別の男性が座っており、見た目がすごーく迫力のある男性だったので大変だっというエピソードから始まり、フィヨルドの見学や、円安の影響で物価が高く、ペットボトルの水が日本円で600円程度だったなど実体験のお話でした。
この3年間、ほとんど海外へ行くことができなかったので、この実体験のお話がとても新鮮でした。

そのような体験談から始まりましたが、あるメンバーから「どこまでがヨーロッパなんだろうか?」という問いが発せられました。

  • ウラル山脈で区切られるのかな?

  • モロッコの研究をしているメンバーは、モロッコは定義的にはアフリカの国だが、ヨーロッパ文化の影響を受けているので、文化的視点ではヨーロッパでも良いかもしれない。

  • トルコに旅行したメンバーは、トルコはアジアかヨーロッパか? アジアとヨーロッパを隔てるボスポラス海峡にまたがる都市イスタンブールについては、東トラキア側をヨーロッパと考えることもできるのではないか。

  • 子供の頃にドイツで暮らしたことがあるメンバーからは、今のドイツは西ヨーロッパだが、東西に分かれていた頃は、西ヨーロッパと東ヨーロッパだったのかな?

など、皆さんからご自身の体験をもとに様々な意見が出ました。

参考までに、国際連合が作成している地図区分があるそうです。
それによると、
モロッコは北アフリカ、トルコは西アジア、ドイツは西ヨーロッパに区分されています。またウラル山脈に接している国であるロシアは東ヨーロッパ、カザフスタンは中央アジアに区分されています。

調べると、ある意味正しい答えは出てきますが、それ以上に「どこまでがヨーロッパなんだろうか?」という問いに対して、敢えて様々な解釈をして、ユニークな意見が出てくることに、面白さを感じました。
正に、多様なバックグランドを持つメンバーならではの多様な意見でした。

ところで、アークヒルズライブラリーは6月末で閉館をしましたが、多くのメンバーが六本木ヒルズライブラリーへ移行されました。
それによって六本木ヒルズライブラリーのメンバーの多様性が広がったと思うので、今まで以上に、ユニークな解釈や意見などが出てくるのではないでしょうか。今後のメンバーズ・コミュニティの活動が楽しみです。


アカデミーヒルズ 熊田ふみ子

#アカデミーヒルズ #メンバーズ・コミュニティ #ヨーロッパ #フロム鉄道 #旅




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