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『君たちはどう生きるか』を観ての感想

※まず、ネタバレ注意でよろしくお願いします。
もう、大分前に、映画館で観に行って、今更ながら書いていきます。
誰も読まないだろうけれど(笑)

やっぱ、レビューで多くが言われているように、支離滅裂でストーリーがよく分からない。夢を見ているような話しでした。
まあ、テーマは母親を探しに自分の殻を破る的な、「少年の成長」がテーマなんでしょうけれど。

そういう理論的な話は私には無理なので(笑)、感覚的な点から話していきます。まず、建物の装飾や色遣いが細やかでいいですね。まるで、その現場にいるような感覚になりました。

あと、作中に出てくるキャラクターや建物、状況などに、今までのジブリ作品の要素が散りばめられていて、やっぱり、宮崎の集大成なんだなぁって思いました。
例えば、主人公の眞人の疎開先である巨大な屋敷は、『千と千尋の神隠し』にそれっぽいのが出ていたし、作品の前半ではやたら老婆が中心にいたけど、それも『ハウルの動く城』っぽい。
疎開先での新しい生活というのも、『火垂るの墓』。
いろいろ、挙げるときりがないけれど、なんか、そんな印象がありました。
ただ、やっぱり歴代の作品の主人公たちに共通しているのは、主人公の困難を乗り越えようとする意志の強さですね。

最後に、とても個人的な性癖の話になっちゃうんですけど(笑)、私はキャラクターが拘束されているシーンとか好きなんですよ。わくわくしませんか?作中では、眞人が迷い込んだ異世界で、ひよこ?の集団に追われて、彼を守ろうとしたヒロインのヒミとともに捕まってしまうんですね。そのあと、両手が鎖で吊るされているシーンが入るんですけれど、私はふっとヒミが縛られているのかなって思ったんです。ジブリ史きって神回じゃん!と思って、
ワクワク、ドキドキしながら見てたら、縛られてるのは眞人でしたwww。これは宮崎のそういうキモオタに対する挑発だと私は見ています(笑)。

以上です。


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