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最前線のトリガーポイント理論

こんにちは。鍼灸師のおズン先生です。
今日はいつも以上に真面目な話をさせていただきます。

こちらの記事に有難いレビューをいただきました。
ご購読本当にありがとうございます。


レビューどんどん頂けて
本当に有難いです🙇🏻‍♂️

僕が、行っている治療は「トリガーポイント療法」です
これは、運動器慢性疼痛に対して効果的な施術です。
つまり、肩凝りや腰痛、動作を伴う関節痛などの
治療に適した方法になります。

ただ、現状は「筋硬結」「圧痛点」「関連痛マップ」
の様な、昔の情報ばかりが出回り続けています。

「トリガーポイント=筋硬結」

この様に解釈されている方は、多いと思います。
ただ、それでは足りない・・治らない・・
では、最新のトリガーポイントとは何なのか?

今回は、新しくなったトリガーポイント理論を
ご紹介していきたいと思います。



トリガーポイントの歴史

トリガーポイントの歴史は1983年
TravellさんとSimonsさんによって
筋筋膜性疼痛症候群(MPS)
とトリガーポイントの概念が体系化されました。
トリガーポイントの特徴を4点あげています。

1.索状結節上に限局した圧痛部位が存在する。
2.その部位への刺激により症状が再現し、典型的な関連痛が再現される
3.刺激により立毛、発汗といった自律神経反応の出現を見る
4.局所単収縮反応や逃避反応が発生する

この4つが今でも、トリガーポイントが「筋硬結」と
思われている要因の一つです。
ただ、臨床に出ている先生は分かると思いますが

毎回、毎回関連痛や局所単収縮反応が起こる事は
ありません。それでも、治る人はいます。

なぜ治る人と治らない人が出てきてしまうのか?
それは、これまでのトリガーポイント理論には
足りていない内容があるからです。


現在のトリガーポイント

ここで、現代のトリガーポイントは何と言われているのか?
それは「受容器の感作されたもの」です。
※侵害受容器の感作とされています。
※感作とは「過敏化」を指す生理学的な用語の事です。

感作される条件としては
・オーバーユースなどの頻回刺激
・反射性収縮などの無意識下での強刺激
・外傷時の内因性発痛物質
・低酸素状態、代謝障害
などがあげられます。

つまりトリガーポイント=感作された受容器
となり、従来の筋硬結とは違うモノです。
※筋硬結が存在しても痛みとは関係ない可能性が
 存在する為

では、感作された受容器はどの様に治すのか?
そして、受容器はなぜ感作されてしまうのか?
最終的な治療手順も含めて解説していきます。

※皆様ご購読本当にありがとうございます。
※レビューも沢山いただき嬉しいです😭

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