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第1章 美容の歴史-part 1

こんにちわ!あっちです。

こちらのエステの学校では、4つのモジュールに分かれています。”講義”、”実技”、”実習”、そして”メイクアップ”です。

入学のタイミングが年に4回ぐらいあって、そのタイミングによってどのモジュールから開始するかが決まります。実は私はすでにメイクアップのクラスと、実技のクラスは終了して、今講義を習い始めています。

個人的に、講義から初めて、実技、メイクアップ、実習の並びの方が学びやすいな、ということもあって、こちらでは講義の部分から始めさせて下さい:)

今のエステ界を学ぶには、歴史を学ばずしては通れません。 笑 

とは言ってもここで触れるのはすごく簡単に何千年も駆け抜ける感じでザーッといきます。高校の時に習った歴史などを背景に、また過去に旅行をしたことのある人はそんな思いでも振り返りつつ見ていただけると、より楽しめるかと思います。

この章で取り上げられることも、ニューヨークのエステのライセンスを取るためのテストにも出てくるので、しっかり覚えておく必要があります!

まず、なぜ歴史を習うことが必要なのか

1 これからの美容業界がどのように進むのか、ということを予測するには、歴史的見解を踏まえておくことが必要。
2 色素やコスメの成分など、初期の美容目的で使われていた材料が、今の材料の使用方法を決定するのに役立っていることを理解するため。
3 時代背景、文化がどのようにファッションの変化に影響をして、美容に変化をもたらすかを理解する。
4 それを踏まえて、エステティシャンとして、どのようなキャリアのオプションがあるのか、そしてどのように自分がキャリアを築いて行くのかを学ぶ。


簡単な、スキンケアの時代背景

古代エジプト人

古代エジプト文明といえば、クレオパトラ、ピラミッド、スフィンクスでお馴染みですよね。

エジプト人は美容を贅沢なファッションとして培った最初の人種でした。
コスメも美しくなるための日常の習慣で活躍して、宗教的なセレモニー、そして故人を埋葬するときにも使われました。
ヘナ(ミニョネットの葉っぱと芽を粉状にしたもの)は一番最初に使われていたもので、赤茶っぽい色。 今では髪の毛を染めたりタトゥーに使われていますが、古代エジプト人は、ボディーアートや爪などに、装飾品のように使っていました。

古代エジプト人は、動物を神のように崇拝していて、動物はよくアートのキャラクターとしても使われていました。

古代エジプト人には、清潔であることがとても大事で、”悪魔や、病気から身を守る”という意味を持っていました。


古代ヒブライ人 (古代ユダヤ人)

ノマド生活だった古代ユダヤ人は、たくさんの他の文化からのテクニックも吸収していたため、毛づくろい、肌のお手入れには長けていました。

主な考えの原理は、”私たちの体は、ケアするためのギフトである”。ということです。 コスメは主に肌、髪の毛、歯、体全般を健康に清潔に保つために用いられました。

オリーブオイル、グレープシードオイル: 保湿、肌のお手入れに。
Hyssop (ヒソップ): 軟膏状にされて、洗浄のために。
シナモンバーム: 体温調節のために。
Myrrh(ミルラ)と、ザクロは グルーミング(毛づくろい)や、ヘルスエイドのためにもっとも重宝されていました。 ミルラは粉状にされて、のみを撃退するため、また、精油にされて、口のお手入れに使われていました。 ザクロは消毒と、腸内の寄生虫駆除のために使われていました。


古代ギリシャ人

古代ギリシャといえば、私の中ではマッチョ、アスリートなイメージ。みなさんどうでしょう?

コスメティック、とコスメトロジーという言葉、古代ギリシャの”kosmetikos" (コスメティコス)から来ているんです。その意味は”化粧品の使用に熟練している”!

古代ギリシャでは美しさの基準は脱いだときに綺麗か、というところにありました。

裸のギリシャ人のアスリートが、心と体の調和を定義し、ギリシャ人は体をお寺のように扱いました。 彼らは頻繁にオリーブオイルのお風呂に浸かって、細かい砂で体を覆って体温を調節、日光から自らを守りました。

彼らは自然の心理でわかっていたんですね、体と皮膚が、日光によって衰えるということを! 

蜂蜜とオリーブオイルの両方をベースに使って、その他の材料も使い、健康と美容に役立てていたようです。

さすが、本格派ですね。 美肌、美髪を探求していったのですね。


古代ローマ人

私たち日本人は、きっとローマ人に通じるところがありますね。笑    トルコに旅行行った時に、いろいろな遺跡を見て、懐かしささえ覚えましたよ、私は。

古代ローマ人は、お風呂に浸かることで有名です。 公共の立派な建物の出入り口に、男女分かれてお風呂が併設されております。(遺跡でみました)  スチームセラピー、ボディースクラブ、マッサージ、その他のフィジカルセラビーなどがバスハウスで行われて古代から行われておりました。

お風呂かだ出た後、オイルなどを体に塗って肌を健康的で魅力的に保ちました。  主に花、サフロン、アーモンドなどの原材料で香水も作られて、身だしなみの一部として用いられました。


古代アジア人

きました、ついにアジア!

アジアにもまた、エジプト人と同様に自然、動物と融合し、高水準の身だしなみと外見を誇る、洗練された精巧な文化でありました。

中国でも日本でも、自然の風景をよくファッションや生活に取り入れられていました。

中国では紀元前1600年ごろ、爪にアラビアガム、ゼラチン、ビーワックス、卵白などをこすりつけて色をつけていたことが知られています。

古代日本のゲイシャは一般的に綺麗と言われることだけでなくて、”複雑な儀式”も取り込んでいました。  糸で体の毛を脱毛していたり、歯を黒く塗ったりもしていました。歯を黒く塗ることは10−19世紀の間で、美しいとされていて、既婚者女性の礼儀だったようです。 色は酒、お茶、鉄の破片でつけられていたようです。

そういえば”お歯黒”って言いますよね。 想像上では微妙ですが、どこからきたんでしょう。


古代アフリカ人

アフリカって、よく薬が発見される土地なんですよね。 驚くことに4000年前から、この風習はあったみたいです。 

昔からあったから、アメリカ人やら発展途上国の人が侵入して薬になるものを安く仕入れて、高く売っているんですね。 いやー、パワーゲームって本当に汚いですよね。 まあ、それはさておき

古代アフリカ人はその環境にある自然のものを使って、薬として、そして身だしなみに使っていました。

現在でもアフリカ大陸の北部で、ミニョネットと言われる木から爪楊枝が作られて、使われているようです。 虫歯予防に自然となる魔法の木のようです。


いかがだったでしょうか、かなり表面しか触れていませんが、面白いですよね。 旅行をするときも、違う目線からものが見れそうで楽しくないですか?

次回は年代別でまた美容の歴史を探っていきます!


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