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2022/8/14

……12日の分の800字を13日に消化できてなくないですか?完全にその事を忘れて日記を800字で終わらせているな。1日800字を必ずこなすトレーニングなのだから、書けない日があったのなら次の日1600字書いてくれ。
というわけで今日1600字分の日記を書きます。
がんばります。

話題その1、「輪るピングドラム」。5月ごろからちまちまダラダラ観ていた「輪るピングドラム」を、今日ようやっと観終えた。
それにしても陽毬ちゃんは本当に可愛いですね。あと「生存戦略ーッ!」が聞けたのでとてもハッピーでした。あの声がとても好きです。「ファビュラス」という単語を、「輪るピングドラム」で初めて知りました。アニメをアニメと侮るなかれ。ちゃんと勉強になるなあと思った。
ネタバレをしない話の内容としては、登場人物の誰もが気づかないほどの微妙な角度で徐々にレールが曲線に変わっていき、最終的に円形になる。そして終盤になるにつれて謎が謎を呼び謎になり、謎がほどけてこんがらがって、そこにはただ1つはっきりとした真実があって、でもそれはどうしようもない、みたいな、運命。そんな話だった。
「輪るピングドラム」は平沢進の音楽と同じ、作者の意図など1度摂取しただけでは何も理解出来ていないはずなのに「今はっきりと世界の全てを理解した」と魂が震えてしまう感覚に陥れるアニメだった。
愛しのフォロワーが推しに推していたアニメなので「そんなに言うなら……」ぐらいの気持ちで観はじめたのだが、これはもっと早くに知って、もっと早くに観るべきだったとものすごく過去の自分を恨んでいる。
でも、これが運命なのだろうか。
私の運命の至る場所はどこなのだろうか。

「輪るピングドラム」を観て創作物摂取欲に火がつき、平山夢明「怖い話①」を一気に読んだ。途中で一緒にリビングにいた父親がそれはそれはでかいくしゃみをしたせいで、全身の筋肉が痛むほどの勢いでビクウッ!となってしまった。怪談は苦手なんですよ。本当に。心から。お化けも幽霊も妖怪も天敵。じゃあなんで「怖い話①」なんて買ったのかと言われればそりゃ……夏は怪談と相場が決まっているからであって……決して自分の意思ではないというか……100円均一の棚にあったし……。
そう、この「怖い話①」のいちばん怖いポイントは話の内容や語り口だけではなく「中古本」であるという点である。この本には、前の持ち主がいるのだ。家具などが譲り譲られで持ち主が変わる度に、家具に憑いた霊が人々の間を渡り歩くという話が載っていたのを思い出して、今半泣きになっている。
怖すぎる。塩を撒けばいいですか?

気を取り直して明日の予定の話をするけれど、明日と明後日は父が休みなので、どこか行きたいところがあれば連れて行ってやるとのこと。私は車の免許を持っていないので、こういう時でないと、例えば水族館とか動物園なんかに行くことが出来ないのだった。少し幼稚かもしれないけど動物園も水族館も大好きだ。ゾウでけー!とかトラでけー!。マンボウでけー!サメでけー!で1日はしゃいで過ごせる自信がある。
しかし問題は妹である。
妹を1人で家に放置して私と父で遊びに行く訳には行かないのだが、妹はどこにも行きたくないというのだ。
私は最近もっぱらインドアになってしまっているが、これでも幼い頃は岩でも木でもなんでも登って飛び降りて、茂みに顔を突っ込んではでかい蜘蛛に怯え、草を毟ってはおままごとをし、砂場でどろんこまみれになるようなアウトドアお転婆少女だった。

だから私はどこか楽しいところにお出かけして、美味しいものが食べたい。
妹は2日とも家に引きこもって、もそもそ有り合わせのものですませたい。
父は親心として子供二人に何か一つでも夏の思い出を作ってやりたい。

三者三様の思いを抱えたまま、そろそろ日付が変わります。みんな涼しい部屋でタオルケットお腹に巻いてぐっすり眠れ!

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