将来の夢はプリキュア

将来の夢は何ですか?

幼少期から私はこの質問が苦手だった。自分が具体的に憧れる職業が分からなくて、プリキュアになりたいと答えていた。

成長すれば自ずと、現実的な夢を持つようになると思っていた。しかし20代になっても私の夢は変わらず、プリキュアになることだった。

この文章だけで判断すると、私は社会不適合者である。若干その節は否めないが、以下で、何故私の夢がプリキュアなのか一種の弁解を述べていく。


私の描くプリキュア像は、「優美で強い」である。

まず、私は物心がついた時から一貫して、フリフリの服や大きなリボン、パステルカラーや煌びやかな装飾が好きだった。更に言えば、メイクやヘアアレンジで別人のようになるという変身願望も強かった。
その為、精霊の力を借りてキラキラに変身するプリキュアが魅力的であった。繊細なタッチが好きな為、スイート、プリンセス、魔法使い、HUGっと、ヒーリングっとプリキュアのキャラデザインや衣装は特に好きだ。

また、プリキュアの強さにも惹かれた。運動能力が低く、泣き虫な私にとって、身体的にも精神的にも強いプリキュアは、憧れの存在だった。
諦めない心と一所懸命に課題と向き合い克服する姿勢、本気で周囲の平和を願うからこその人望、プリキュア戦士の持つ態度が憧れだ。特に初代が大好きで、私も同じようになろうと思った。

煌びやかなのに泥臭い。優美なのに強い。欲張りな私にとって、プリキュアに近づく事が理想の自分の姿だ。
だから今後も言い続けるだろう。「将来の夢はプリキュアです」と。


蛇足だが、エンディング曲はSSやハートキャッチ、フレッシュプリキュアが特に好きである。


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