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はじめてのnote

私は毎日日記を書かなければならない。
私は毎日数学の問題を解かなければならない。
私は自己研鑽のために勉強をしなければならない。
そんなわけない。あるわけがない。
「しなければならないこと」なんてあるわけがない。
私は「やらなければならない」と強制されることに
今日の私の5分だって使いたくない。

私は夢を見ることしかできない。
私は夢の中でしか生きられない。
私はむしろ夢見る少女じゃイラレない。

私はとても晴れた朝に太陽の光が目に突き刺さることを以て
今日の仕事が九割五分終わったものとみなす。

千曲川で二度見される人生。
スルメイカの噛み応えに全精神力を持っていかれる人生。
チーズケーキを頼んだらテディベアが運ばれてくる人生。
勘のいい読者ならお気づきであろう。
今の私には何も訴えたいことがないことに。

私は赤いものを見ながらドラえもんを観ている。
私は信号機の生態を観察するために真夜中の国道を散歩している。
別に私はずっと真夜中でも構わないし、
別に私は夜しか眠れなくてもいいけれど、
今日もきっと近所のハンバーガーショップは混んでいて、
今日もきっと買い物をしようと出かけたはいいが
何かを買い忘れて帰ってくる。

私はやりたいことしかできない人生を送っている。
私はやりたいことしかできない人生を選び取って生きてきたわけであるが、今のことろ後悔はしていない。

たとえば私はいま玄関に立っている。
ドアの向こうでは朝日が待っていることだろう。
今の私にはドアを開けることもできるし、開けないこともできる。
なぜなら私はドアを開けなければならない存在ではないからだ。

そして僕は僕の性別でもないし、僕の年齢でも、学歴でもない。
そもそも僕は僕の属性として生きているわけではないのだ。
僕はただ僕として存在しているだけだし、
生きる意味を考えたところで答えは後付けだし。

ア・ポステリオリ
ケ・セラセラ
メメント・モリ
コンクリート・ジャングル

大体のことはなんとかなる。
まあ、知らんけど。

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