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2024年2月9日 20:25
形を捉えんと曖昧なままに知った気持ちで、さらに――あそびゆうらぐ真実の不定を知った、その矛盾口よりこぼれ、挿し入るモノは八拾重億と膨大に、日々化かせる。呆然の、満たしたるさまの、――なんと水き言だろう
2024年2月9日 12:37
とっておきの晴着を纏う一家をまえに「魂をぬかるつ」と男は激情をあげた。もはや、当て布を着ているその様相はとまどう写真屋の指さきに_とどかない。一家の主は迷惑を母は子らに安心を、黒黒とレンズにぬかれいならぶ顔端に浮かんだ恥入る口をキャメラは仔細を捕らえたむ――男の、怒りを燈した瞳のうちの手もと一点に朽ちゆ母の背中さへ
2024年2月2日 21:04
おとなしく音もなく燦燦と、降りそそぐ万遍と、ひとしみくすぐったがりに欄干よじり枝葉をふりふる木木はてにてを遊びいろ深む影のまにまを空は、白く瞬き――また白く おしみ ほころび恩寵とかたむけんメロディ夢うつつの彼岸ヲヤ