あんた誰？

お久しぶりです、奥村哲史です。多くの情報が溢れる現代において、10日間以上音沙汰ナシなんてことになると、世の中から「あんた誰？」的な扱いとなる危険性は、流行り病になってしまう危険性よりも遥かに高く感じ恐怖すら覚えます。

てなワケで、お察しの通り、8月某日、流行り病にやられまして、保健所の指示により10日間自宅療養をしておりました。当初は陽性判定をいただいた時点で公表しようかと思いましたが、皆様から余計なご心配いただくだけですし、同情や慰めをいただくのも違うなぁ〜ってことで、SNS等での発信は停止して流行り病と闘っておりました。申し訳ございません。

事の始まりは自己判断で熱中症だと思い病気に出向いたことでした。激しい頭痛と倦怠感、日々の酷暑の中でのガイドで「やられちまったなぁ〜」と思っておりました。が、医師の勧めでの検査でまさかの陽性が発覚しました。検査に関しましては、かねてより本当に辛い症状になってから、とワタシは考えておりましたが、状況的に断ることが出来ず、さらには「ただの熱中症」と思っておりましたので、受けさせていただきました。そんな中での陽性判定でしたので驚き、桃の木、山椒の木でした。ということで、熱中症と流行り病とのツートップでの攻撃をノーガードで一身に喰らい、流行り病の症状はその日の夜からやってきました。

流行り病の主な症状は、発熱（最高38℃台）、倦怠感（熱中症と同じ）、咳（発症後3日経過で出現）、以上です。味覚や呼吸への症状はナシでした。熱が乱高下するのが身体的にも精神的にも辛かったのですが、インフルエンザやノロウィルスと比べると100倍軽症でした。つまりワタシにとってはただの風邪でした。見事に陰性となり自宅療養が終了した現在は、乾いた咳が残ってる程度で、これを「後遺症だぁー！どうしてくれるんだぁー！」と騒ぐ気は全くありません。

今回の流行り病で一番辛かったのは、やはり保健所の指示による10日間の自宅療養という名の自宅軟禁でした。もちろんその期間のガイドは、ゲストの皆様にご理解いただき中止とさせていただきました。初のお越しのゲストさんがおられたり、お盆休みでの遠征の方がおられたりで苦渋の決断でした。ゲストの皆様、本当に申し訳ございませんでした。またそれだけガイドをキャンセルしたとなると、大幅な売上減となり、それもかなり辛い現実でしたね。そういう意味では、琵琶湖ガイドをはじめとする個人事業主の方々は、まずは罹患しないってことが大事ですが、万が一罹患すれば一文ナシになることを覚悟しておかないといけませんよ。てか、保険入ってますよね？

というワケで、過酷な職場環境への復活のために、今は極秘裏に体力回復と暑さへ身体を慣れさせる特訓を行っております。サカナを探すってのも、まぁなんとなく始めておりますが、これだけは自分の思い通りにはいきませんので、出たとこ勝負ですね。今後しばらくお越しのゲストの皆様は、湖上にて一緒に右往左往しましょうね。申し訳ございません。

最後に今回の流行り病がどこからやってきたのか？ですが、これが見事に分かりません。もしかして？と思う日もありましたが、一緒に行動していた友人は今だにピンピンしていて陰性なんです。羨ましいかぎりです。ということで今回の陽性でご迷惑をお掛けした方はゼロでした。とにもかくにも、これだけサイレントでやってこられるとなると、誰にもでもその可能性はあるってことですから、今回のことでの恨み辛みで「みんな罹患してしまえー！」なんて言ってしまったら大炎上の可能性大ですので、口が裂けても言えませんね。てか、そんなこと1mmも思っておりませんよ。

そんなこんなで、これ以上流行り病を語ってもアレなので終了いたします。ゲストの皆様には時間がたっぷりありますのでガイド中にじっくりお話させていただきます。そうそう、こういう話題を振るとあーだこーだと聞きたいことが溢れて止められない方が一部におられるかと思いますが、そんな方はお会いしたときにお聞きください。メンドクセーなぁ〜って顔しながらお答えさせていただきますね。

流行り病はまだまだ大流行中です。流行に敏感な方も鈍感な方も、どうぞお身体ご自愛くださいませ。陽性判定をいただくとホントにホントにメンドクセー！ことになりますからね。