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不動のチェンソーを復活させよう(キャブレターOH)

皆さんどうもこんにちは、阿武町地域おこし協力隊林業支援員の古金です。

林業をしているといつか必ずしも起こるチェンソー機械のトラブル、作業はストップし、最悪大金が飛ぶ事に💸
作業性や金銭面の事を考えるとトラブル防止の日頃のメンテナンスが最も重要ですが、そのトラブルに自分自身で対処出来るかも重要な鍵になります。

ということで今回、昨年度まで林業について指導頂いていた先輩から、不動のチェンソーを頂きましたので、自身のスキルアップも含めこのチェンソーを復活させたいと思います!!

1.頂いたチェンソーの状態
先程、不動と記載致しましたが、実は完全に不動というわけではありません。
チョークを閉じた状態であればエンジンはかかります、しかし、アクセルを握るとすぐにエンジンが停止します。つまり、チョークが開いた状態(空気濃度が多い状態)ではエンジンは全くかからない状態です。

2.原因究明
まず、チョークを引いた(閉じた)状態であればエンジンが停止することは無いので、エンジン、燃料ポンプ系、プラグ系は異常なし。
そうなると消去法でキャブレターの異常しかないですね。
ではなぜチョークを閉じた状態だとエンストせずチョークを開いた直後エンストしてしまうのか。
それはキャブレター内の燃料を噴き出す部分の目詰まりが原因で、チョークが開いた状態だと空気ばかり吸引し燃料吸引が出来ず、燃料に比べ空気濃度が高すぎるからエンストしてしまう、と考察しました。
これは僕、素人の考察なので100%とは言えませんが、なんにしろキャブレターのOHをする価値は充分にあると思います。

3.対処法
念の為、一旦キャブレターの調整を行ってみましたが改善しませんでした。
もうキャブレターのOHするしかないですね。
という事でまずは分解します。

エアフィルターカバー、エアフィルターを外し白いケースも外します。

↓外すとキャブレターが出てきます。

スロットルロットや燃料ホースなどが繋がってるので全て取ります。この時燃料タンク内に燃料が入っているとホースを外した際燃料が漏れ出て来るのでタンク内の燃料は空にしといた方がいいです。
シリンダーにもネジで固定されているので外します。この際もシリンダー内にゴミが入らないよう注意する必要があります。
(おそらくチェンソーによって外し方は様々なので参考までに)

↓キャブレターを外したらキャブレターを分解します。

分解できたらパーツクリーナーで本体、部品全て洗浄します。

しっかり洗浄できたらそのまま全て元に戻します。
(当たり前ですが、どの部品がどこについていたかは把握しておく必要があります)

元通り!

いざエンジンをつけてみると、、、、

無事チョークを開いた状態でも、しっかりエンジンつきました!!!!吹き上がりも良好!!

不具合を自力で治した時の達成感はハンパないですね笑
また、修理屋さんに持っていく移動時間や工賃等のコストを考えると、自分で出来る範囲の修理は身につけておいた方が良いですね!

林業家ならわかると思いますが、チェンソーが2台あるというのは作業するにあたってとても心強い事です、譲ってくれた先輩に感謝しかないです!!
大切に使っていきたいと思います!!

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