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棚卸しから始めよう僕たちのキャリア論#1人noteリレー#StayHome

Azitで人事責任者兼事業開発をしています油谷と申します。
副業でいくつかのスタートアップの採用及び組織づくりのお手伝いもさせていただいています。

コロナで自粛が続く日々ですが、この機会に少しでも有益な情報をアウトプットできればと思い、自分にアウトプットノルマを課して、1人noteリレーをはじめました。1人でやっている企画ですので、もちろん次のバトンも自分です。自分にバトンを回し続けます。

さて、第三弾はキャリアについて書いてみようかなと思います。
キャリアについてはどこかで書きたいな〜と思っていたのですが、今のこの自粛期間はまさにキャリアの棚卸しにはいいタイミングなのではと思い、採用や組織ではなく、キャリアについて書いてみることにしました。

本記事はキャリアを考える上での棚卸しにフォーカスをして書いていきますので、キャリアのものさしを押し付ける意図も良いキャリアとはを語る意図もありません。

結果として今の自分を肯定することができ、もやもやが晴れる人がいたらいいなという気持ちで書いています。

テーマソングはそうですね。キャリアは車輪の通った跡(轍・わだち)というオシャレな由来があるので、コブクロの轍でいきましょう。
テーマソング書く必要ある?って気もしますけどはじめちゃったんで続けます。

## 目次
- 本記事の記載の背景
- キャリアの棚卸し思考法の7つのステップ
- 最後に

本記事の記載の背景

コロナの自粛期間で通勤時間がなくなり時間に余裕ができたり、所属する企業がビジネスの転換期を迎えたりなどでキャリアについて考える人が増えています。

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こちらのコロナに関わるレポートによると自粛期間でキャリアについて考える人は3人に1人もいるそうです!
※出典:https://signing.co.jp/pdf/covid19-social-impact-report.pdf
※ちなみにこのafterコロナのレポート異次元のみやすさです。

僕の周囲でもにわかにキャリアについて転換点を表明する人が増えてきたように感じています。

一方で、キャリアってどっから考えたらいいんだっけ・どう棚卸ししたらいいんだっけって思っている方もいると思いますので、

今日はキャリアの棚卸しの仕方とタグ付けについて考え方を記載していきます。

そもそもキャリアとは

-本来キャリアとは、就職・出世・現在の仕事等の点や結果を指す言葉ではなく、働くことに関わる「継続的なプロセス(過程)」と、働くことに関わる「継続的なプロセス(過程)」と、働くことにまつわる「生き方」そのものを指しているのです。
キャリアを積むということは、この仕事の経験を積むという事だけではなく、その仕事に取り組むプロセスの中で、身につけていく技術・知識・経験に加えて、人間性を磨いていくこと、そしてプライベートも含めた自分自身の生き方を磨いていく事なのです。

らしいですね。
つまり、出世とか年収とかって話はその一部であって、広義にキャリアって要は生き方みたいなもんなんだと思います。

そのため、本記事では広義のキャリアとして考えていきます。

上記の流れがすると良いキャリアとはなんだっけって話は良い生き方ってなんでしたっけ?みたいなことになることもありますが、良し悪しで語るものじゃないですよね。

就活生あるあるの「大企業がいいかベンチャーがいいか」みたいな話も同様、生き方をどう選ぶかなので、正解は誰も持ってないですよね。
※そもそもこの二項対立もちょっと古い感じもしますよね。

一方で、人って言うものはどうしても相対比較で捉えてしまうことが多く、絶対値で自分を見ることがとても難しい。

私はこうゆう生き方を選んだと自信を持って言えることis自己肯定感だと思いますが、この自己肯定感も高まるときも低くなるときもあるものです。

そんな時に是非試してほしいのが、未来のキャリアを考えるというアプローチではなく、自分のキャリアを棚卸して自分にタグ付けする手法です。

ワンピースで言うと、兄のエースが死んでしまって、途方にくれていたルフィにジンベエ兄さんが「確認せい!お前にまだ残っておるものは何じゃ!」
と問いを立てて、

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と答えたやりとりがまさにルフィが持ち物を棚卸しした瞬間と言えます。

言い換えると

ジンベエ:今後のキャリアを考える上で、お前の今の持ち物はなんじゃ!
ルフィ:専門性を持ったいつでも頼れる仲間を多数持っています。

となります。
ということで「このワンピースの例えなんなん?」という若干の違和感を残しつつ、本記事ではキャリアの棚卸しの手法を考えていきます。

言い換えるとこのCANの部分をしっかり言語化するってやつです。

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ではまず思考の順番から記載していきます。

キャリアの棚卸し思考法の7つのステップ

1.これまでの人生を日数に変えて考える
2.前提のキャリアの考え方(スタンス)を整理してみる。
3.関わってきたことを抽象化して考える
4.そこで得た持ち物を抽象化して考える。
5.今やっていることを言語化する。
6.タグ付けをしてみる。
7.WILLについて考える
 7-1. やりたいことがある場合
     7-2.やりたいことがない場合 

一つ一つ、詳しく自分の例も交えて話していきます。

1.これまでの人生を日数に変えて考える

これは僕の信頼する友人から紹介してもらって大好きになった人生は30000日という考え方です。

Dropbox社のドリュー・ヒューストンのスピーチでも語られてますが、

要は人生は30000日であるという前提に立つと、目先の10年、5年、365日、1ヶ月、1週間、1日の価値を重く見積もることができるので、よく日数に転換して考えてみています。

上記の人生30000日理論でいうと、僕は現在31歳になって約3ヶ月ですので、この記事を書いている時点で30歳×365日+60日で11010日を経過したと考えます。11010日を振り返ります。

2.前提のキャリアの考え方(スタンス)を整理してみる。

ここからは 例えばの例(油谷の場合)で記載していきます。
前提の考え方はなんでもいいんで記載しておきましょう。スタンスの整理になります。僕はプランド・ハップンスタンス(計画された偶発性理論)が大好きなので、このキャリア論に沿ったスタンスをとってきましたゆえ、そのように記載していきます。特に頼っているキャリアの考え方がない人は自分は「どんなスタンスでやってきただろう〜」をぼんやり書いてみるのがいいでしょう。

## 前提のキャリアの考え方(プランドハップンスタンス)
- 個人のキャリアは、その8割が「予期しない偶然の出来事」によって形成される。
- その偶然の出来事は、本人の主体性や努力によって最大限に活用することで、キャリアを歩む力に発展させることができる
- 偶然の出来事は、ただ待つのではなく意図的にそれらを生み出すよう、積極的に行動したり、自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませたりすることで、自らのキャリアを創造する機会を増やすことができる。
## これまでのスタンス
- 方向性だけ定めて、将来の職業(仕事・職種)は決めない
- 常に開かれた心(オープンマインド)を持ち続ける
- 「出来事」や「出会い」を大切にする

3.関わってきたことを抽象化して考える

その上でこれまでの関わってきたことをちょっと抽象化して記載します。

## 関わってきたこと
- HR領域既存事業×レイターステージ×営業責任者
- NPO副業でのプロボノ経験
- プライベートでのダンス関連の取り組み

4.そこで得た持ち物を抽象化して考える。

そんでここで得たものをなんとなーく書いていきます。ポータブルスキルとかって言いますよね。要は持ち運びでできそうなレベルで抽象化できれば良いです。ここは本当に得たのかみたいなのもよぎるんですけど、自分の振り返りなんで好きに書いていきます。

## 持ち物の抽象化
### 知識・経験
- 法人営業経験
- 事業計画立案
- 事業KPI理解
- 採用戦略立案
- 大規模組織のマネジメント経験(ピープルマネジメント主体) 
- 規模の大小問わずプロジェクトマネジメント経験(社内人事制度作り・200名規模ダンス公演 ・副業NPO支援etc)
- スタートアップの組織作り全般
- 人事制度設計
- 採用チーム作り
### コンピテンシー
- リーダーシップ
- 受容性・感受性
- やり遂げる系のやつ
- オープンなネットワークを作ること

5.今やっていることを言語化する。

続いて今やっていることもちょっと抽象化して書きます。

一旦、

## 今やっていること
シリーズA×人事責任者×モビリティ領域にチャレンジに加え、新規事業開発のチャレンジもしている。

と表現します。

 6.タグ付けをしてみる。
ここまで棚卸しをしていくと「お前は何者なんじゃ」という問いに徐々に答えられるようになっていきます。ここでの「僕は◯◯です!」がまさにタグでこのタグを増やしていきます。

自分のタグ
# 採用
# 営業
# 人事
# 副業
# マネジメント
# 採用チーム作り
# 組織づくり
# HR
# モビリティ
# スタートアップ
# ダンス

このあたりのキャリアタグを一旦貼ってみることで、「僕こうゆうやつです」が表現できるようになります。(会社ではなく個人として表現できるようになります。)
※自分に自信のない人は「まだ営業は全然理解できてないんで、タグなんて恐れ多いっす・・!」となるかもしれませんが、自分の振り返りの話なんで自由でいいです。

これがなんで大事かというと、流行りの副業をやるにしても、プランドハップンスタンスで重要になってくるオープンなネットワークを作るにしても僕は何者ですと表現できる状態がとても大事なんです。

「〇〇社のものです」

という表現以上にこれはとても大事なことです。

結果、僕は組織づくりの人になりました。(これからどうなるか別として)

7.WILLについて考える

これで一旦、WILL/MUST/CANのCANの部分は明確になったかなと思います。

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キャリアの棚卸しによって、CANが整理できたところで、WILLを考えていくというアプローチになります。

ここはよくありがちな

「お前はどうしたいんだ?」

っていう問いなんですが、ここで「これやりたいっす!」が明確になるパターンっていうのはそんな多くないかなと思います。(ないことが悪いと僕は全く思いません。)

7-1. やりたいことがある場合

ここでぼんやりとでもやりたいことがある場合は「即行動に移してやるのか」「できることを増やして実行に移すのか」の2択ですが、

やりたいことあるならやりながら覚えればいいから早くやったほうが良い論
まだ実力追いついてないので更にできること増やしましょう論

など意見が様々あると思います。ここまで書いておいてあれですが、そんなことは他人に言われる筋合いはないので自信もってチョイスしていきましょう!キャリア選択には一定の原体験も重要説もありますが、これも説なんであったらいいよねぐらいの気持ち。

何よりも大事なのはキャリアのハンドルを自分で持っていると思えることです。

7-2.やりたいことがない場合

その1.大事にしたいことをツラツラ書いてみる。

やりたいことがない場合は、そんなときは冒頭伝えたようにキャリアは仕事にとどまらず、どう生きていきたいかも考えていくべきところである。という視点に立ち戻り、自分が大事にしていること(どうありたい)をツラツラ書いていきます。

# 参考までに恥ずかしいけど記載
## 自分が目指したい器(まだなれてないのでなりたい器です。)
- 「誰よりも弱音を吐かずに取り組んでいること」
- 「しんどいときにみんなを引っ張ることができること」
- 「自分は最後で良いと思えていること」
- 「自分の実力をわきまえていること」
- 「絶えず努力し続けられること」
- 「間違いを認め、改善できること」
- 「周りの人達のはしごを外さないこと」
- 「状況にあわせて臆さず立場を取れること」
- 「関わる人達の家族やその周りの人まで想像できていること」

こうやって書いていくと、自分のなりたい姿も明確になり、そうゆう器になれるためにどんな次の10000日を選んでいこうかなという話になっていきます。

その2.タグを使って色んな人に会ってみる。

あとは僕の大好きな計画された偶発性理論に乗っ取り、タグをうまく活用して、いろんな人に会ってみたりするなど行動していくとキャリアは開かれていきます。

- 個人のキャリアは、その8割が「予期しない偶然の出来事」によって形成される。
- その偶然の出来事は、本人の主体性や努力によって最大限に活用することで、キャリアを歩む力に発展させることができる
- 偶然の出来事は、ただ待つのではなく意図的にそれらを生み出すよう、積極的に行動したり、自分の周りに起きていることに心を研ぎ澄ませたりすることで、自らのキャリアを創造する機会を増やすことができる。

そこで出てきた選択肢に乗るかどうかはそこで考えればいい話です。

最後に

今回はキャリアについての考え方を書いてみました。
自粛期間の1日くらいは自分のキャリアを棚卸して見る機会にしてみてはいかがでしょうか?次のリレーは油谷さんです。(そろそろきついか?否いける)

## 採用


## 組織づくり


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