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ビクターのスピーカー、SX-500DOLCEⅡを導入しました。

 スピーカーは、いろいろ試しましたが現在DALIの「ROYAL TOWER」を使用しています。違うスピーカーと聴き比べてみたいという気持ちがありました。

 ビクターSX-500シリーズのスピーカーを欲しいと思いながらずいぶん年月を経ましたが、先日購入しました。

○SX-500DOLCEⅡ
 1988年発売の、初代SX-500から6代を数えるロングセラーのシリーズが2008年に生産中止になりました。「SX-500 DOLCEⅡ」も今では中古でしか入手できません。 

 実は、シリーズ最終モデル(6代目)の「SX-500 DE(DOLCE ETERNO)」がお目当てだったのですが、曲折を経てひとつ前のこちらの5代目モデルに決着しました。

 状態も良く、結論を言えば、良い買い物をしたと満足しています。ブックシェルフタイプの製品なので、専用スタンドも別途中古品を購入しました。


○音質の傾向(DALI ROYAL TOWERとの比較)
 DALI ROYAL TOWERも数年前に中古で購入しました。これも2003年発売からロングセールを記録した製品です。DALI社はデンマークの会社です。

 TOWERは、「美音系」で艶のある豊かな音質という評判でした。
 
 場合によっては美音が「鼻音」とも「鼻濁音」とも揶揄されるほどの甘さが特徴です。潤いとしなやかさのある出音です。

 対極に「モニター系」という言葉があり、モニターは録音現場などで使用するため原音に忠実であることが大事とされます。

 美音系を好むかモニター系かは人の好み次第になりますが、私は前者を好みます。

 当初、TOWERとDORCE2とは似た傾向の音質かなと想像していました。ところが、当然かもしれませんが違いもありました。

 500 DOLCHE2の方も美音ながら、少しモニター寄りいわば中庸です。

 たとえてみれば、TOWERは楽器の近くで聴いている感じ、演奏者視点で言えば自分で出した音に聴きほれるイメージ。

 対して、500 DORCE2はホールの座席で聴いている感じ。ただしホールの前寄りの位置で、直接音多めで間接音も程よく溶け合っています。

 TOWERもDOLCE2も、ムク板ないし突板仕上げの筐体なので安っぽさがなく見た目もいいです。大切に使っていきたいと思います。

 
○アンプとの相性
 500 DORCE2はかつては主流であった「密閉型」のスピーカーです。今や主流となった「バスレフ型」とは違いがあります。

 密閉型スピーカーをうまく鳴らせるためには、駆動力が高い、値段も高いアンプが必要という人もいます。

 いま使用している、DENON 「RCD-N9」(RCD-N10の旧モデル)は普及価格帯の、安価なCDレシーバーなのでその点を懸念していましたが杞憂でした。

 デジタルアンプの特性ゆえかもしれませんし、DENONのアンプが伝統的にVICTORのスピーカーと相性がいいといわれる通りなのかもしれません。

 
 今回の新しいスピーカーの導入で、音楽を聴く機会も増えそうなので、音楽関係の投稿も増やせればいいなと思っています。

 オーディオは、上を見たら際限がありません。これからも小遣いの範囲であれこれ工夫して楽しんでいきたいと思います。

 

 

 

 

 

  



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