すべて、何も皆、事のとゝのほりたるは、あしき事なり。し残したるをさて打ち置きたるは、面白く、生き延ぶるわざなり。
(徒然草 第八十二段)

 完成形を目指すのは良いが、そうしてしまうのは余情に欠ける。あえて、やり残した部分をつくる。なにをどう作るか、それが個性であり、創造性だ。
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