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母のために選ぶ、児童書。5

90歳を超えて、さすがに母も小さい文字が読みづらい、眼鏡をかけても本が読めないというのです。電子書籍は母には使いこなせません。ルーペ眼鏡も、母には使いにくいようです。ならばと、視点を変えて、児童書にアプローチしてみました。これは、いけるかも!

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 前回の記事では、7セット目の3冊についてご紹介しました。母の感想はどうだったでしょうか、ご報告します。

・『はれときどきぶた』矢玉四郎著/画 岩崎書店刊☆
・『まちがいなく名探偵』杉山 亮著/中川大輔画 未来屋書店刊☆
・『星空としょかんへようこそ』小手毬るい著/近藤未奈画 小峰書店刊

 ちなみに、☆マークの本は母から借りて私も読みました。

 1冊目は、あり得ないシチュエーション、でもどこかで聞いた書名で気になって選びましたが、「はなしも書名も面白いね」と母にも好評でした。
 2冊目は、謎解きじたてで、いままでと目先が変わっていいかなと思いました。母も楽しんで読んだそうです。
 3話からできていてそれぞれに問題編と回答編があります。私はせっかちな性格なので推理もそこそに即、回答編を読んでしまいました。本当はちゃんと推理した方がいいのでしょうけど……。
 3冊目の本も母は面白く読んだそうです。メルヘンタッチの表紙や夢を誘うような書名も魅力的でした。

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 ここから母に読んでもらう8セット目の本3冊のご紹介です。今回は、大型書店へ行く時間がなかったので、Amazonで探しました。通算で24冊となります。現物確認できないため活字が母にとって小さくないか心配でしたが、届いたのを見たら大丈夫でした。

・『大きい1年生と小さな2年生』古田足日著/中山正美画 偕成社刊
・『ぼくはめいたんてい きえた犬のえ』マージョリー・W・シャーマット著/マーク・シーモント画 大日本図書刊
・『奇妙な旅行』星 新一著/和田 誠画 理論社刊

 1冊目は、本の帯の「泣きむし1年生はじめての大冒険」という文言に惹かれました。面白そうではありませんか。
 2冊目は、前回につづいて「探偵」もののジャンルから選びました。この表紙、私はどこかで目にした記憶が。そうだ!英語の多読に挑戦していたときに、教材として原語でよみました。内容はほとんどわすれましたが面白かったはず。
 2冊とも活字が大きくて、今まで買った本のうちでも最大級です。母にはとても読みやすいでしょう。1冊目の方は本自体も大型でずっしりした感じでした。逆に2冊目の本は小型本ですが年少の児童への配慮からか、文節単位で「分かち書き」してあります。
 3冊目は、言うまでもない定番。星新一さんの本は今回で6冊目となります。母にはぎりぎり読める活字の大きさです。


 今回も、母は楽しんでくれるでしょうか。結果は、次の記事でご紹介します。




※春田みつき さんの画像をお借りしました。

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