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読書びより

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2022年7月の記事一覧

母のために選ぶ、児童書。2

90歳を超えて、さすがに母も小さい文字が読みづらい、眼鏡をかけても本が読めないというのです。電子書籍は母には使いこなせません。ルーペ眼鏡も、母には使いにくいようです。ならばと、視点を変えて、児童書にアプローチしてみました。これは、いけるかも!  前回記事でご紹介したとおり、4月に大型書店で選んだ3冊(1セット目)は、母に好評でした。 ・『きまぐれロボット』 星 新一著/和田 誠画 理論社刊☆ ・『こずえと申す』 吉田 道子著/宮尾 和孝画 ポプラ社刊☆ ・『へんくつさんの

人にとって何より重要で、それだけが必要なもの、すなわち自分の個我は、やがて滅びてしまい、……生きていると自分に感じられないもの、……たたかい合い、交代しつづけてゆく存在たちのこの全世界ーそれこそが本当の生命なのであり……、永久に生きつづけてゆくのである トルストイ『人生論』第一章