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動く!世界の名画コレクション vol.4

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パブリックドメインになった世界の名画をチョット動かして遊んでいます! 壁紙に使えそうな作品はダウンロードできるようにしてますので 気に入った作品があったら落としてみてください!
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2021年7月の記事一覧

色を使い始めたのはナント50歳過ぎ

色を使い始めたのはナント50歳過ぎ



《花瓶》1905年
オディロン・ルドン(フランス)

ルドンは油彩もサイコーチョットキモい木炭のドローイングやリトグラフで有名なレドン
1900年以降は一転カラフルな作品を描き始めます
今回の「花瓶」のように花をモチーフに油彩やパステルで
夢と幻想の世界にどっぷり嵌まっていきます!
これぞルドン!
“花”の絵といっても他の画家とはまるで違う
別の世界の“花”になっています
いや~パステルもいい

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キッチン用品がなぜか面白い

キッチン用品がなぜか面白い



《ネギ、魚、卵の台所用品》1734年
ジャン・シメオン・シャルダン(フランス)

『赤エイ』で有名な静物画の巨匠1728年に『赤エイ』で認められて王立絵画彫刻アカデミーの正会員となり
静物画の画家として有名になったシャルダン!
その後もこの様な台所用品の小さくてまばらな静物画を結構描いています
そこがシャルダンてっところでしょうか…

それにしても書き始める前の小物の配置に
シャルダンらしいこ

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芸術家のたまり場!19世紀後半パリのカフェ

芸術家のたまり場!19世紀後半パリのカフェ



《カフェコンサート》1887-88年
ジョルジュ・スーラ(フランス)

カフェの喧噪とディーバの歌声が聞こえてくるよう…前回に引き続き点描の創始者スーラ、と言ってもコンテですが…

聴衆のシルエット越しに歌姫
時代を超越した点描の作品とはひと味違う
古き良き時代の映画のシーンような郷愁を誘う作品
夜な夜な多くの芸術家たちが集まって
芸術談義をしていたころですが
スーラは内向的な性格と徹底した秘

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スーラ初の夜

スーラ初の夜



《サーカスの客寄せ》1887-88年
ジョルジュ・スーラ(フランス)

点描で描き出される夜の人工照明、集う人々
これは、スーラ初の“夜”を描いた作品!
当時人気のサーカスのテントの外で開演前の“客寄せ”を描いたのものです

(以下は筆者の妄想です)
テントの中にあるファンタジー(非日常)をもとめて夜中に集まる人々
上手はサーカスの団長だろうか?
団員のリーダーと何やら打ち合わせ…
中央のトロ

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