嫌いだった父親
先週義父92才の誕生日でした。
ヒロシは長い間父親が嫌いでした。
結婚して40年近く、義父と話をしている場面を見たことは、ほとんどありませんでした。
そんなヒロシも義父が90才を過ぎてから変わりました。
デイサービスから持ち帰る洗濯物も私には洗わせず
必ず自分で洗っています。
義父は酔って「感謝」の想いを
脳梗塞で不自由になった右手で何枚も書いては、
階段にそっと置いて早く寝てしまいます。
ヒロシは「こんなものばかり書いて」と言いながら
1枚残らずすべてファイルに綴じています。
義父はロウソクを消すとき、
「こんなこと生まれて初めてだ」と笑いました(^-^)
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