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パチスロから始まった分析の力

今私は自社の営業戦略を立てたり、顧客のWeb活用のための施策を立てたりをしていて、「分析」が欠かせない生活をしています。

分析というの色々ありますが、メインでやっているのは数値分析ですね。

私がやっているレベルは大抵数値から傾向を読んだり、情報を統合的に判断して次のアクションを決めると言ったレベルで正直大層なことはしてません。

統計学をまともに学んだわけでもなく、大学を6年(2留w)も行って学問の「が」の字も内容な人間が今分析をやっているのか。

そのことについて少し書きたいと思います。

4号機時代の激戦を勝ち抜くために

私が大学生の頃、時代はパチスロ大全盛の4号機時代でした。

獣王、アラジン、コンチ、ハードボイルド、ダブルチャレンジ、大花火、サラ金などなど今でもあの台があるなら熱心にスロットやってるかもなというくらい面白い機種ばかりでした。

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しかしながら、それ故に競争も激しく、あまり行列が長くなかった私の地元でもイベント狙いで長蛇の列ができることもありました。

朝まで麻雀をやって、朝からスロットに行くという絵に描いたようなクソ野郎の生活をしていたりもしたんですが、実は麻雀の前にあったのがデータ収集。

当時は今みたいにスマホで見れる訳じゃないので、足を使って数値を取りにいきます。大体閉店前くらいですかね。22時とかそれくらい。

仲間数人で数字を取りに行って、いつものノートに書き写して、それをExcelにインプットしていく。

それを統計データ化して、店の設定傾向をつかんでいく。

仲間の中にやたら賢いやつがいまして、彼が発案してやるようになったんですが、できる限り毎日全台のデータを獲る。

データは、設定推測を行うための唯一の情報なので、いかにその情報を厚くしていくかに命を懸けてましたね。

乗り打ち&最前&爆ダッシュ&死守

打ちに行くときにはこんなルールを決めていました。

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・必ず乗り打ち
・最前に並ぶ
・開店と同時にダッシュで席を奪取する
・狙い台を絶対に死守する(昔は色々あったので)
・設定判別を行って設定がない場合は即切って帰るor待ち(未練打ちはNG)
・投資上限は3万まで

こうすると1人3万で4人なら12万。つまり最高投資額が確定するんです。

で、当時は5000枚なんて設定取れれば余裕で吐き出したんで、2人勝てれば大概はプラスになります。

4人全員狙い通りいけば万々歳ですが、ここで考えなくてはいけないのが、全員が勝つ必要はないというところなんです。

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下世話な写真を入れてしまったw

例えば、1人目が2万でほぼ6確定、2人目が1万で設定関係なくデカいのが取れればもう、3人目、4人目は何もしなくてもいいんです。

プラスは確定するので、でも3、4人目も狙い台ではあるのでいかに設定看破を早めて低投資で設定を抜き切るかという思考に変更しなければいけないんですね。

なので、上限3万に到達するまえに7、8割低設定の場合にはその時点でやめる。そうすると乗り打ちなんで全員の取り分が増えます。

こうやって月に50~60くらいは取ってました。低リスク低リターンを繰り返すとこういうことになっていた時代なんですよね。(今はもう無理)


染みついた分析脳

こんな生活をしていたので、自然と分析することが当たり前になっていき、なんでも同じような感じで数字を見るようになってましたね。

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仕事(営業)をやるようになって、方法論と確率を取るようになります。

所謂ABテストのようなもので、Aの話をしたら成功の確率〇%、Bの話をしたら〇%というようにです。

人対人だったので機械と対峙するような確率精度ではないのはわかるんですが、無鉄砲にやってもしゃーないなと思ってそんなことをしてました。

結果は、多少ばらつきがあったけど、営業系のビジネス書籍に載っているような内容になりましたね。

だからああいう本が書いていることは多分ちゃんと合ってますよ笑

実践するかしないか、上手くやれるか、それだけです。
書いてあることをちゃんと実践しないと意味ないし、お客さんにフィットするやり方をしないとさらに意味がない。

だから同じことを書いてる本が山ほど合ってもなくならないんですよ。あの手の本は。

本格的な分析の領域へ

そんなこんなして最初の会社を辞めてから入った会社では、毎週定期購入するようなサービスを顧客に持つ部署に配属されて、そこのWeb担当になることになりました。

そこで出てきたのがアクセス分析と消費動向分析(大手スーパーだったので)でした。

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何もわからない知らないままハッタリこいて入ったので、そこからは毎日毎日調べてデータ確認して、分析手法使って実践してみて、答え合わせしてよくわからなくて見たいなことをかなりやりましたね。

でも、楽しかったんですよね。

数字と向き合って、伝わらないこと承知で書くんですが、点と点が繋がって線になるタイミングがあるんですが、それを見つけた瞬間はもうエクスタシーですよね。(きもい)

今でもそうですが、仮説と仮説がかみ合って、確定的な仮説の状態になった瞬間がたまらんのです。多分エンドルフィンが出まくりでした。

そんなこんなで一般社会の中でも分析をやるようになって、数十の顧客のデータ分析をして結果、原因を特定し、改善提案をしていくという事ややりました。

何よりほんときついけど分析は楽しかったですね。

そして今、序盤で書いたように会社の中の営業戦略を立てることをやっていますが、社内の売上分析(ショット系、定常系)や生産能力、また技術レベル、得意分野、リーチの仕方、炎上率などをデータ化して、営業戦略を作っていくという事をしています。

パチスロから営業戦略へ

今では会社である程度の役割を与えられて仕事をしているわけですが、大人になってもまさか分析をし続けているとは思いもしなかったですね。

やっていることが大したことではなくても、踏み出すことで他者よりも一つ抜けた会社で使える技術が使えるようになる一本になるかもしれません。

今考えてもあの時は良くあんな面倒なことやるなと思いますが、あの頃データ集めにチャリンコで爆走している自分がいなければ、こんなことになっていなかったのかなと考えると無駄なことってホント無いんだと思えます。

いやーあの時本当にやっておいてよかった。

こうやってネタにもなるし笑


そんな感じで今日はこれくらいにしておきます。
またお願いしまーす。

それでは!!

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