最果てからの手紙04
人はどうして贈り物に花を選ぶのでしょうか。先日麗らかな日差しに誘われて散歩をしていると可憐な花に恍惚として、スマートフォンのカメラで撮影しその場でフランスに住んでいるお友達に送信しました。こんな機能がない頃は一片の花びらを持ち帰り風景を思い出しながら音楽、絵、言葉に変えていたのかなと想像しながら。花の姿は永遠ではないと知っているからこそ、見た瞬間の感動や儚さを残したくなる気持ちは今も昔も変わらないのだと思います。尊さに心が動く。その根底に流れている共通のものは「人が人を想う心