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長瀬智也とTBSドラマ。良かったなぁ笑った。

日本のドラマがあまり好きではない。これは語弊があるが、ありきたりで見ていて恥ずかしくなるドラマが好きじゃない。とはいえ、好きなドラマも割とある、主に宮藤官九郎さん脚本のドラマだ。長瀬智也さん主演なら、なお興奮する。

今日書くということは、そう「俺の家の話」。

IWGP、タイガー&ドラゴン、うぬぼれ刑事と久々の黄金タッグ。年明けからソワソワしていた。これらのドラマの特徴は、笑える、泣ける、笑える、そして妙なリアリティだ。というより、どこか共感するキャラクター。

今回、前情報収集は控えめにしていた。だから、プロレスラーと厳格な家族の物語だとばかり思っていたが、放送鑑賞後の感想としては全然異なっていた。

まず、ロン毛髭イケメンレスラーだと思っていた長瀬は早速の引退。狂言師の父を後を継ぐことになり、家族介護の道へ。ロン毛カールと髭にアメフト系の衣服を纏う長瀬が良かったのに、自ら切り短髪に。これはショックだ、長瀬といえば、ロン毛で焼きそばにマヨたっぷりが色ぽかったIWGPが脳内にこびりついている。(多分一生取れない)

今回主演の長瀬智也は増量しつつレスラー役作りに精を出していたとの噂が。また、歳を重ねて新たな色気が足された長瀬が見れると思っていたのに、少々違った。ロン毛を一話目で卒業したのだ。

正直良いドラマだった、母と観ていたが笑いつつもリアリティさに泣きそうになった。色気より現実感強めだったから涙腺に触れた。

理由は、父役の西田敏行さんの介護について。ボクの母は、ヘルパーとしてパートさんをしている。介護のプロなのだ。だから、シーンごとに豆知識や率直な感想を述べていた。そんな母も遂に57歳。そう、子供のボクにとって親の介護は人ごとではない。それを強く感じたから、泣きそうになった。レスラー役は、涙出そうな家族話の箸休め程度なのだ。

これは、感想文。率直に述べると、高齢化が進む社会において親の介護は普通の話。若い頃に好き勝手していても、子供が出来ても、久々に会う親の老いを見るとある種の使命感が来る。親孝行。

人気レスラー役の長瀬は20年前に、家を出て行く。そこから、家族には会っていない。引退試合の日に親が倒れて、命が危ない。そこから始まる。そして、親を介護するよ!してやんよ!と確執のある父親を風呂に入れて、オムツ交換して、青く若い頃の親との思い出が脳裏に。あんなに厳しく若かった父親が、ヨボヨボに一人で何も出来ない。おじさんが、お爺さんを介護する。うわぁ厳しい設定だな、幸いボクの親はまだ大丈夫そうだ。

いや、そう思っていた。このドラマを見て考えが変わった、これは近い未来のボクかもしれない。ただ、これはコメディを基にしたドラマ。笑って涙の琴線に触れそうなアップダウンが、笑って泣ける。ボクの家族の話はどうなるのだろう、気づいたら親はボケてしまっているかもしれない。

感想一言が遅れたが、家族設定こそは特殊なのだが、誰にでも日本では起こりえれる話。

元気だったよね?え、ボケてないよね?アラサーの僕ら世代にはいつでも発生する話。もしかしたら、ボクが50歳の時に90歳の親を介護するかも。老人が老人を介護、日本でどこでも発生している問題。

親孝行ってなんだろう。ボクはオトンのオムツと股間を素直に洗えるのかなぁ。あれは、俺の家の話であり「僕の家の話」かもしれない。笑って心に響く、皆んなの教科書的物語。

とりあえず、次回に期待。いつでも両親くらいお姫様抱っこ出来るように、身体は鍛えねば。

今日は酔って笑って見た感想だから、明日細かいところは編集し直そうーっと。

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