ロバート・ボルショスさんへ10の質問
アッセンブリッジ・ナゴヤの音声配信企画、「名フィルメンバーの対話で綴る2020ー演奏会空白のときー」にむけて、名古屋フィルハーモニー交響楽団のロバート・ボルショスさんへ、アッセンブリッジ・ナゴヤから、インタビュー前に10の質問をし、それぞれに記入していただきました。
その質問シートをこちらの記事で公開いたします。
▼当日のインタビューや演奏の様子はこちらから▼
ー自粛期間中、毎日のようにしていたことや、やろうと決めていたことはありますか?
もしくは、新しく始めた趣味などあれば、教えてください。
ロードバイクを運転すること。料理のレパートリーを増やすこと
イマジネーションから生まれるというボルショスさんの料理
ー日常生活の中で美を感じる瞬間や、もの、ことなどあれば教えてください。
子どもの成長
ー自粛期間中、よく聴いていた音楽や、読んだ本、オンラインのコンテンツで観たものなどで、印象に残るものがあれば教えてください。
音楽はクィーン、ビートルズ、パット・メセニー
小曽根真さんの配信 Welcome to Our Living Room
ー海外との繋がりがある方も多いかと思いますが、同じ演奏家で海外居住の方(オーケストラなど団体も含む)の活動を見聞きされたりして、印象に残っていることがあれば教えてください。
1人のプレーヤーがアンサンブル動画をつくること。
ニコラ・バルデルーさんの動画が素晴らしい。
バルデルーさんの動画
ーオンラインの活用等「新しい発表の形態」がニューノーマルとして動き出していますが、自粛期間中に、何か新しい音楽活動で個人的にやってみたこと(ご自身で、あるいはご友人らと協働で)、今後やってみたいことはありますか?
特になし
ー自粛期間中、自宅等での練習のみに限定されざるを得ず、ホール等大きな空間での演奏ができない期間が長くなったことで、身体的・内面的な感覚の変化はありましたか?あった場合はどんなことでしょうか。
(質問と異なる答えになるかもしれませんが)
本番に向けての練習でなく、ただ基礎に集中して練習する時間を得たのは良い経験だった。
ー長い自粛期間が明け、演奏会が再開したとき、どのようなお気持ち(感覚)でしたか?もしくは、何かこれまでと音楽やコンサートに対して違う考えになった等、気持ちの変化はありましたか?
数か月ぶりの舞台は、数か月とは思えないほど、久しぶりに戻ったように感じて、とても嬉しかったです。
ーアート同様、「敷居が高い」と言われがちなクラシック音楽ですが、そのように感じる方への、音楽との距離の縮め方、また楽しみ方などアドバイスがあれば教えてください。
クラシック音楽は決して敷居の高い存在ではないと思いますが、そのように感じていらっしゃる方々にも足を運んで頂けるコンサートにするのが我々の務めだと思っています。
ー音楽の持つ力にはどのようなものがあるとお考えか、お聞かせください。
聴く人に、さまざまな感情を呼び起こさせること
Robert Borsos
セルビア共和国、パンチェヴォ市出身。9歳よりニコラ・グルイェフスキ教授のもとクラリネットを始め、10歳でベオグラードのコンクールで優勝。12歳でノヴィ・サド国際コンクールで優勝。
1995-96年ノヴィ・サド音楽院でニコラ・スラディッチ教授に師事。1996年オーストリア国立グラーツ音楽大学に入学し、ベーラ・コヴァーチ教授に師事。在学中にオランダ、ロシア、ハンガリー、ルーマニア、ボスニア・ヘルツェゴヴィナにてソロ・コンサートを開催。2003年同大学を首席で卒業。
2006年よりベオグラード・フィルハーモニー管弦楽団の2番クラリネット奏者を、2007年より兵庫芸術文化センター管弦楽団のクラリネット奏者を務める。2010年2月名フィルに入団し、現在は首席奏者。
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