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『弱キャラ友崎くん』妄想 Lv. 4.00 初心にかえるのも大切

本投稿は、屋久ユウキ著『弱キャラ友崎くん』、小学館
および、テレビアニメ『弱キャラ友崎くん』の妄想です。

本投稿のシンプルなルール

・アニメ『弱キャラ友崎くん』の4話を妄想する
・現時点でアニメの放送は11話
・原作9巻まで既読
・原作ネタバレあり

久しぶりに私が妄想します。
今回は泉優鈴じゃないかとか考えてくれてた人がいたらごめんなさい。日南を頭の中にインストールしすぎて大変なんです。
なのでこの投稿の次の投稿は現時点の私の日南についての妄想を吐き出したいと考えています。

でもまずはこの投稿で、4話はここに注目してほしいってところを書いてみるので、読んでもらってからもう一度アニメを見てみてほしい。

泉優鈴

まずは、この回の主役と言っても過言ではない、優鈴。
誰が見てもわかるように中村が好き。そして中村のためにっていうモチベーションがとても高い。
アタファミをひたすら特訓している中村の相手をするために、自分もアタファミを練習する。好きな人が頑張ってるから力になりたい。頼まれたからでもなく。これってなかなかできることじゃないよね。

友崎との会話で、人の目を気にして流される自分のキャラを変えようと決心する。友崎が自分の考えを伝えるという得意技を頑張って使ったことで、友崎の思いが通じたのであろう。強い女の子だと思う。
アニメで特に注目してほしいのは、友崎の言葉に対する相槌で、「う」と「お」と「え」が混ざったような音を出すのだけど、「uoe?」みたいな印象。これは油断してると「え?」にしか聞こえないので注意してほしい。

さらに、中村と友崎の対戦後には空気に抗って自分の思いを伝えている。
これは優鈴が自分を変えようと一歩を踏み出した瞬間である。
歴史書に残る。

中村修二

1話で友崎にアタファミでボコボコに負けてから、一人で練習している。学校で。なぜ家でやらないのか。彼の家庭環境については原作でも少し後に出てくるので今は置いておく。
1話では友崎に負けたのをキャラのせいにした中村。つまり自分の実力不足を認められず逃げてしまった。それを自分でも認識した。その時点で中村の中で後悔と反省が行われ、リベンジするべく練習を行うことにした。
この流れになるっていうことは、中村自身も自己の弱さを認め強くなろうと努力する、努力できる人間であると言える。いや、そういう風に変わったというべきだろう。
1話以前の彼については不明であるが、彼を変えるきっかけを作ったのは間違いなく友崎である。

さて、練習時中村は優鈴のことをアタファミの練習相手としては弱いと判断し、練習場に来なくていいと伝えている。
このことについて、中村は優鈴に練習している姿を見られたくなかったのではないだろうか。努力している自分を見られる恥ずかしさ、照れ。つまりこの時点で中村は優鈴に多少なり好意があると考えることができる。
優鈴の独白後の優しさから見ても確実であろう。
そんな彼女に見られていたら、何度負けても諦めきれないよね。

1話の段階ではアタファミに負けたことをキャラのせいにした中村、後の友崎の人生に負けた言い訳をキャラのせいにしたこととの対比として描かれていたわけだが、中村は自分自信の力で努力することを選んだのだ。
友崎にとっての日南。
優鈴にとっての友崎。
という助言者がいないにも関わらずである。
そう考えると彼は間違いなく強キャラだ。
これはまさかの中村推しとなるか?
いずれ彼についてもいずれ掘り下げてみたい。

友崎と日南

今回気になったのは、日南が友崎に渡した試写会のチケット。
試写会ということは劇中でもあるように、日にちが決まっている。
このチケットを日南はどうやって入手したのか?友崎の課題のために?たまたま?用意がいいなと言ってしまえばそれまでなのだが、5話を見てみると少しおかしく感じる。5話の冒頭では映画デート後の会話についてのレッスンを行っている。つまりこのレッスンはいずれ行う予定だったと考えられる。
ではいつ行う予定だったのか。
当初日南は試写会でそのレッスンを行おうと考えていたのではないか。つまりもともと友崎と試写会に行くつもりだった。それが別の予定が入り行けなくなったことにより、次善の策として菊地さんを誘うのに使えとなったわけである。
うまくいかなかったところから次の策を出す。さすが日南。さすひな。
しかし別の見方をすれば、つまり日南が友崎を好意的な目で見ているのなら、もともと友崎と行きたかった。となる。
結果的には友崎のわずかな反抗(意趣返し)により、映画デートを実現できることになった。それが嬉しかったのではないか。そう考えることもできる。最後のシーンの笑顔は神。
日南については先にも述べたように別記事で書きたいと思う。

菊地さんとエリカ

菊地さんはさんづけしちゃうよね。
菊地さんは最初は友崎の嘘に悲しんだんだけど、友崎の自分の考えをそのまま伝える、正直な言葉を受けてその嘘を許すことができたわけだ。
もし嘘のまま始まったらどうなってたか?その妄想は難しい。どのルートに入っても最終的には嘘を打ち明ける気がする。
ここでは友崎の他人との付き合い方に対しての考え方、そういうものがすごく表現されている。嘘を混ぜることができない。しかし日南は。。

紺野エリカは中村のことが好きである。
自分の知らないところで優鈴から友崎にバラされてしまうエリカ。かわいそう。
中村と友崎の対戦を見守るエリカだが、中村がようやく友崎から1機落としたところで口を挟む。性格上バカにするような言葉を発していたが、これは中村のことを思ってではないか。彼女はこれ以上中村に辛い思いをしてもらいたくなかったのだ。憎めない奴。
さらに彼女は優鈴のがんばりも知っている。しかし、彼女自身は優鈴のように中村のために夢中で頑張れない。そこに優鈴に対しての劣等感であったり羨望があるに違いない。そうできないのはきっと自身の性格によるものだろう。今の彼女には優鈴にとっての友崎の言葉のように変わるきっかけがない状態だ。素直になれないエリカ。いつか彼女にも強くなってほしい。
作者の屋久先生には彼女の短編も書いてくれることを期待している。
さらに友崎のまっすぐな言葉を受けた彼女の表情を見てほしい。
キュンとしているに違いない。
エリカ推しも始まるかもしれない。こまった。

あとがき

今回は誰もインストールせずに書いてみた。
書きたいことをまとめるのと、実際に書いてみるところでの差が出てしまって時間がかかってしまう。
こういうところも進歩させていかないとな。。
noteの機能を有効に使えてない気もするしなかなか難しい。
とりあえずの目標は既刊9巻部分まで妄想することなので、それまでがんばってみる。
何か気になることあれば一言コメントでもいいので残してくれると嬉しいです。

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