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上原ひろみさんのライブへ

SAVE LIVE MUSIC コロナ禍で厳しい状況にあるライブハウス支援を銘打ったピアノソロのライブ。以前より上原ひろみさんのライブにはずっと行きたいと思っていたが、もう小箱でやる機会はないだろうなと、半ば諦めていた。しかしがらコロナ禍のおかげで ブルーノート東京でのロングラン公演が実現。衝動的にJam Session会員となり、参加することにした。

ブルーノート東京へのライブ参戦は初めて。アドレスは南青山6丁目。特徴的なプラダのビル、その他 展示場のような建物が屹立する表参道からの通りを過ぎてようやくライブ会場へ。今まで訪れたライブ会場はまるで違っていた。一言で言えば上質。グレンフィディック12年を注文して、ライブ会場内をうろうろしていたら、公演時間となり、演奏が始まった。

上原ひろみさんにとって、ピアノは打楽器のようなものだろうと思う。打音が一般的な演奏家とは明らかに異なる。音があまりに明瞭でぼやけた感じが一切ない。そして演奏が速くて正確。上原ひろみさんのカバー曲が Youtube に多数投稿されているが、演奏の次元がまるで違う。素人でも判別できる程度に、あまりに違う。これは残酷だなと思った。唯一無二の音を出せる演奏家だから、ピンポイントで参加したいと思える。いい曲、いい腕を持っていれば、あらゆる理屈を超えていく。

上原ひろみさんは、同時代に生きていてラッキーと思えるレベルのアーティスト。できればもう少し近くで演奏を眺めたかった。いつかブルーノート東京でトリオ演奏が開催されることを願って、そしてライブハウスが1つでも多く存続することを願いつつ、今年はライブハウスにお金を落としていきたい。来月も またライブハウスに行きたいな。

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